『荒野行動』公式大会決勝でまさかの不正行為! “チーミング”っていったい何?

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『荒野行動』公式サイトより

 スポーツにはルールがあるように、eスポーツにも反則行為は存在する。先日行われた『荒野Championship – 元年の戦い』の決勝大会では、参加チームの“チーミング行為”が発覚し、チーム解散という結果にまで発展してしまった。

 簡単に説明すると、チーミングとは、ゲーム上で敵対するプレイヤーと協力する行為。同大会の競技種目『荒野行動』は多数のプレイヤーが1つのマップで戦うバトルロイヤルゲームで、最後の1人もしくは最後の1チームを目指して戦う。しかし、敵同士であるはずのプレイヤーが組んでしまうことによって、他のプレイヤーと人数差ができてしまうためゲーム性が損なわれてしまうのだ。同ゲームだけでなく多くの対戦ゲームで、チーミングは迷惑行為や違反行為とされてきた。

 今回は多額の賞金がかかった公式大会で、チーミング行為が発覚。eスポーツチームの「Digital gate gaming(DgG)」に所属する2つのチームが、優勝をかけて敵対する関係であったのにも関わらず協力していたという。これを受けて大会事務所の公式Twitterは、該当する2チームへの処罰を発表。決勝大会での戦績を取り消し、獲得した賞金も没収した。

 これに同ゲームのファンからは、「まさか大会でチーミングするチームが出てくるとは……」「ゲームだけじゃなくeスポーツ全体の評判も落としかねないから、こういうのはやめてほしい」といった声が。またDgGのファンからも、「こんなことするチームだとは思わなかった」「応援してたのになぁ」と失望する声が相次いでいる。

 そんな中でDgGの元代表“豆腐親方”は、自身のTwitterで事の経緯を説明。監督からチーミングの指示があったことを認め、「監督にそういった判断をさせるほどの運営からのプレッシャー、その判断を監督に任せた運営、監督の指示は絶対守ると風潮付けたチーム環境、そういった環境を作ったのは紛れもなくDgGの代表であった私です」と謝罪した。

 DgGの公式Twitterは、チームの解散を発表。また所属選手に関して、「選手たちは一人一人がとても魅力的でどのチームに行っても活躍できる選手達ばかりです」「スカウトしたい選手がいれば直接連絡か元運営陣に知り合いがいればコンタクトを取って頂ければ幸いです」と呼びかけている。

 誰も幸せにならなかった『荒野Championship』でのチーミング騒動。せめて所属選手たちが新しい活躍の場を見つけられるとよいのだが……。

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