京アニ事件の被害者家族に取材をするマスコミに批判の声 NHKも武本康弘監督の父親に取材

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京都アニメーション公式サイトより

 7月21日、京都アニメーションは18日に発生した放火事件を受け、声明文を発表した。

 警察の発表によれば、死者は34名。殺人事件の死者数としては、平成以降最悪となった。声明では、「アニメーションを志し、全国から集まった若者たち、長年に渡って共に作品を創りあげてきた弊社社員がこんなかたちで将来を閉ざされてしまったことが残念で、残念で言葉に出来ません」と無念の思いが綴られている。

 加えて、「弊社は現在、傷ついた社員のご家族・ご親族、そして亡くなられた社員とご家族・ご親族に対し、出来る限りの取組みに努めております」とも綴った。メディアなどの対応は弁護士対応にするとし、「当面の間、弊社宛に直接のご取材等はお控えいただきますよう、お願い申し上げます」と訴えた。

 だが、その願いはむなしく、被害者家族を取材するメディアが確認されている。

 NHKでは、『らき☆すた』などで知られる武本康弘監督の父親に取材。武本監督は事件後から連絡が取れなくなっているといい、父親に現在の心境を聞いていた。MBSも武本監督の父親に取材をしており、「警察から連絡があって『DNAをとりたい』と。だめかなと思ったね」と話す姿を放送した。

 またTwitter上では、被害者の家族と思われるアカウントに「お話を聞かせていただけないでしょうか」と取材オファーをかけるTV局のアカウントが多数確認されている。

「これだけの大きな事件ですから、もちろん週刊誌も動いています。つい先ほども、ある週刊誌の編集から『京アニの事件のこと、なんでもいいから書いてくれないか』と依頼されたばかり。『京アニ関係者の連絡先を知らないか』とも聞かれました」(アニメライター)

 こういった現象は今に始まったことではないが、ネット上では「過度な取材は控えてほしい」「デリカシーがなさすぎる」といった批判の声が相づいている。

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