「ロリコン、キモっ!!」って思われるのも仕方ない? ナタリー・ポートマンの『レオン』否定発言に世界が動揺

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『LEON』

 リュック・ベッソンの映画『レオン』をめぐるナタリー・ポートマンの発言が世を沸かせている。

 今さら『レオン』がどんな映画か語る必要はあるまい。この映画に関して、最近ナタリーがインタビューの中で「観客が作品とつながりを持てるのはとても嬉しいこと。それにあの作品は私にキャリアをくれたし、出演は100%ポジティブな経験だった。あの映画を撮るのは楽しかった」としながらも、「でも今見るとあの作品はとても不適切。現代の視点で見ると褒められない部分がたくさんある」とし「自分の子どもにはどう見せたらいいのかわからない」と述べたというのだ。

 今でも多くの人が『レオン』は名作だと思っている。ぼくもいまだに「ベートーベンは好きか〜?」ごっこはやる。いや、当時はフリスクを食べながら大学のトイレでやってたんだ。「スペシャルデリバリーよ!」ってやってくれるノリのいいヤツもいたし。でも、この映画、初見の時から思った「すげえ、ロリコン映画だな……監督は変態(註:褒めてる)か?」と。

 フランスは行ったことがないのだけれど、映画を通じて知るフランス人は主人公が少女と絡むプロットが昔から大好きなのだ。フランスでロリコンと聞いて、まず思い出すのはセルジュ・ブールギニョンのシベールの日曜日

 インドシナ戦争で負傷し記憶を失った元パイロットと少女が恋人のような関係となり日曜ごとに逢瀬を重ねるという映画である。これ淀川長治も絶賛していた記憶のある映画なのだが、なかなか観賞する機会はなかった。今はDVDが発売されているが、それ以前は過去にVHSが発売されていただけ。DVDが発売されるまではネットオークションでVHSがえらい高値で取引されていた。いったい、どれだけのロリコンがこの映画をみたいと思っていたのか。

 結局、そういうことである。

 ナタリーにとって『レオン』は、自分のキャリアの原点となった生涯忘れえぬ作品である。でも、長じて本人もよくわかっているのだ。いまだにこの映画を賞讃する人は同時に、ティーンエイジャーだった自分でハアハアしているんじゃなかろうかと。そう思うと気持ち悪いし、自分の子供に見せたいはずがない。ようは言葉を選んで「ロリコン、キモイ……死ね!」といってるんだな、これは。

 それに単に「ロリコン、キモい」だけじゃ終わらない。もう四十歳が手前になった今でも十代の頃のことを言及される居心地の悪さ。ほら、法事とかで田舎に帰ったら親戚のおじさんが「お前も昔はなあ〜」と、上から過去のことをあれこれを語られる時の居心地の悪さ。そのおじさんが世界の人口規模でいるというわけではないか。そんなことよりも『ブラック・スワン』を語ってくれよと思わないハズがない(ぼくは『スター・ウォーズ』は趣味に合わないので言及は避ける)。

 それでも自分の過去は消し去ることなどできない。ぼくも四十数年も生きていると、隠しているわけじゃないけど「今さらそのことに触れるのか」と、いやな気分になる出来事は山のようにある。世界的女優になると、どうやって自分のなかで折り合いをつけているのか。機会があれば聞いてみたいと思った。
(文=昼間 たかし)

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