『さらざんまい』一稀の泣く姿に胸が締め付けられる!物語が大きく動いた第五皿レビュー

 目が離せないイクニワールド。『さらざんまい』の五皿目がオンエアされた。

第五皿:
 吾妻サラの握手会当日。一稀と悠は極秘計画を実行に移す。そうとは知らず、春河とともに握手会にやって来ていた燕太が見たものは…? 一方、ゾンビを使って欲望を集めている謎の警官、玲央と真武の関係にも変化が現れていて―?

 今週は物語が動いた! 頭から展開に目が離せない。オンエア終わった後もドキドキが止まらない。

 先週から持ち越されたサラの握手会。河童の仮面をかぶってマネージャーを監禁し、本物のサラを会場から遠ざける役割を請け負う久慈。久慈にとっては簡単な仕事かと思いきや、どこに閉じ込めても「サラっと脱出」してくるサラ。サラ、あのマスコットに変身してる? 久慈よく見るんだ! サラは人間じゃない説? ここまでサラっと人間じゃない描写されるとどう解釈していいかが分からない。人間じゃなかったとして、何の生き物なんだろうか。カッパではないし。

 サラが会場に戻ってきたら、ちょうど春河がサラに扮した一稀と握手をしているところだった。もちろん、本物のサラは春河と交わした合言葉など知る由もない。春河は一稀こそ本物だと言い張るが、その目の前でウィッグを取られてしまう。決定的瞬間。家族全員がそろった中で、一稀がサラのコスプレをしていたことがばれてしまう。

 一番最悪なばれ方だ。いつかどこかでばれることがあったとしても、最も望まれないばれ方をした。走ってこの場を立ち去るしかできることはない……。

 そして回想の中でバンバンと知らされる一稀の抱えていたもの。明るい家族は実は偽物。一稀だけが、この家族とは血のつながりがなかったのだ。それにしてもそれを暴露したじいちゃんの言葉がショッキングすぎる。

 そこから家族離れを起こそうとしたが、春河の言葉(合言葉と同じ言葉)をきっかけに、家族を大事にしようと思った。その矢先に実の母親が現れる。一稀は幼いながらに葛藤して心を決めて、最後のひと時を持とうとしたのだろう。それによって起こった出来事が、一稀の運命を変えてしまったのだけれど。

 ラストの一稀の泣き姿がすごかった。姿は河童なのだが、一稀の苦しい気持ちがひしひしと伝わってきてたまらなかった。村瀬歩はすごい。

 今回はカパゾンビを倒すことができず、河童から人間に戻ることもできないという初めての展開。そして、今週は謎の警官コンビに何か進展が……!? と思ったが、彼らに関してはやっぱりまだまだ謎が多すぎるままであった。

 倒せなかったゾンビはどうなるのだろう。というかケッピは一体何なのか。傍若無人だ。

 来週一稀たちは元に戻れるのか。阿久津の言う「メンテナンス」とは何を指すのか。やりとりしていたサラが、一稀だと知った春河はどのような行動をとるのか。ますます目が離せない。
(文=三澤凛)

さらざんまい(ノベル)

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