華山:話数を重ねてキャラクターも増えてきましたが、サブキャラクターがすごく濃いですよね。
山田:やっぱり部長とかですか(笑)
華山:(食い気味に)好きです! 大好きです!!
山田:意外と部長推しの方が多いんですよ。上司にほしい、抱きしめてほしいみたいな声をもらいます。
華山:わかりみが深い……。ああいうサブキャラの設定も全部ご自身で考えるのですか?
山田:基本は全部自分で出して、周囲から意見をもらっています。
華山:名取さんの大体の年収を定めてあるとTwitterで見たのですが、名取さんってすっごく良い部屋に住んでいますよね。
山田:そうですね。彼の部屋を決める際に現実味というか、具体的にするために現代の平均年収を調べたり、担当編集に聞いたりして、話し合ったんです。年収がこれくらいだったら、これくらいの規模の家に住んでいるのではないかって。
華山:部屋を見た瞬間、「名取さんって……名取さんって……!」って思いましたよ。女性からみたら名取さんは“理想の人”です。
山田: 優良物件というか、スパダリ(※スーパーダーリン)感みたいなのがありますよね。ただ、完全に女性受け男性キャラにしちゃうと浮世離れしていくかもしれないので、ちょっとギャグっぽい部分を入れたりはしています。まぁ、そもそも彼はかなりの変態なんですけどね(笑)
華山:確かに。よくよく考えてみたら変態ですよね。最初から麻子さんの胸元に顔をうずめているけど、あの人……みたいな。
山田:結構ギリギリのラインを行っているので、イケメンじゃなかったら逮捕されていますよ。
華山:作中で描かれたふたりの初デートの場所は日本橋ですよね?
山田:はい。コレド室町です。個人的にコレド室町がお気に入りなので描きました。
華山:リリアドロップ(※主人公ふたりが勤める企業)は自社ビルで、かなりの大企業のように感じますが、モデルとなった会社はあるんですか?
山田:働きやすそうなイメージが出るようにはしていますが、実際にモデルとなった会社はないですね。
現実的に考えたら、大きなビルの中の何フロアとかのほうがリアルだったと思うんですけど、自社ビルのほうがやりやすさがあるんですよ。隠れて嗅ぐにしても、フロアだけだとばれちゃうので、秘密感というか、非常階段とか、ダンジョン的な雰囲気がほしかったんです。
華山:巣(※第3話に登場。名取が休憩する倉庫の一角)がすごくいいですよね。
山田:巣ね(笑) 会社員だけどそういう遊びができるぐらいの余裕を名取さんには持たせたいんです。
華山:1巻で気に入っているエピソードはありますか?
山田:第6話の名取さんの家で、彼が麻子さんの着たTシャツを嗅ごうって必死になって狙っているところですかね。
華山:洗濯機には入れないでください! ていう(笑)
山田:彼はイケメンではあるけど、男性的な性の衝動を隠さないっていうところが大事だと思っているので。
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