『水曜日のダウンタウン』の“ジョジョ検証”、案の定BPOに苦情が入る……「いじめを助長するおそれがある」

 放送における言論・表現の自由を確保しつつ、視聴者の基本的人権を擁護するため、放送への苦情や放送倫理の問題に対応する、第三者の機関・BPO(放送倫理・番組向上機構)が、
「2018年5月に視聴者から寄せられた意見」を公式サイト上で公開した。

 4月に寄せられた意見では、「深夜のアニメ番組で、女子中学生に対して暴行、性的暴力、いじめを助長する描写があり、また未成年者の犯罪行為を肯定するようにも受け取れる描写が見受けられた」と、現在放送中のTVアニメ『魔法少女サイト』に対する苦情と思われる意見があったが、今回はアニメに対する苦情・意見はなし。

 今回目立つのは、日大アメフト部の危険タックル問題に対する報道のあり方、また新潟小2女児殺害事件における、マスコミの取材のあり方に対する意見。また、元TOKIO・山口達也の強制わいせつ騒動に関しても「人気タレントが起こした、強制わいせつ騒動についての報道が過熱し過ぎだ」といった意見が寄せられていた。

 その中で今回注目したいのは、「青少年に対する意見」中の「表現・演出」の項目にあった、「バラエティー番組での出演者を倉庫に閉じ込め、助けに来た友人を代わりに閉じ込めてしまうドッキリ企画は、子どもが真似をして人間関係を壊したり、いじめを助長するおそれがある。子どもも見る時間帯にここまで悪ノリした企画を放送するのはいかがなものか」という意見。

 この意見は、5月30日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で検証された「数珠つなぎ企画で1番過酷なのジョジョの鉄塔システム説」に対する意見と思われる。

 この企画は、『ジョジョの奇妙な冒険』(第4部)に登場するスタンド能力「スーパーフライ」から着想を得たもの。倉庫に設置された檻に芸人を閉じ込め、その芸人が檻から脱出するためには、自分の身代わりとして新たな芸人を倉庫まで呼び出さなければならないというルールだったのだが、これに「普通に犯罪でしょ」「間違いなく誘拐監禁」「警察に通報されてもおかしくない」といった批判の声が上がっていた。

 この企画に関しては放送時からすでに「間違いなくBPO案件」「これBPOものですわ」といった声が上がっていたが、その予想通りとなったようだ。

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