日大アメフト部の騒動に「心の怪盗団に改心してもらおう」「ウチダパレスありそう」 非道すぎる前監督らに『ペルソナ5』ファンが反応

 日本大学アメフト部の選手が、関西学院大学のQBに悪質な反則タックルをして、負傷させた騒動。日大アメフト部の内田正人前監督と井上奨コーチは、5月23日夜に記者会見を行い、前日に会見を行なった同大の選手の発言をほとんど否定した。

 反則行為をした選手は、試合に出る代わりに「敵選手を潰してこい」「相手のQBがケガをしたら、こっちの得」と監督とコーチに指示されたと会見で証言。しかし、内田監督と井上コーチは「ケガをさせる目的では言ってない」「覚えていない」と自己保身に走った。選手と監督らの証言は平行線をたどっており、事態はさらに混迷している。

 将来ある選手たちを潰す、非道すぎる行為をした内田前監督と井上コーチ。会見後、ネットでは日大首脳陣に対する非難が集中している状態だ。

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 そんな今回の騒動だが、ネットでは「心の怪盗団さま。日大の内田監督を改心させてください」「心の怪盗団に改心させてもらうしかない」「絶対パレスあるだろ監督とコーチ」といった声が結構上がっている。

「心の怪盗団」「パレス」「改心」と聞いて、アニメ・ゲーム好きならすぐにピンときたはず。現在TVアニメ『PERSONA5 the Animation』が放送中のアトラスのRPG『ペルソナ5』だ。今回の日大アメフト部の騒動を見て、「ペルソナ5案件」とファンが反応しているのだ。

 念のため、『ペルソナ5』についておさらいしたい。主人公(アニメでは雨宮蓮)は、ある理由で東京の高校に転校するのだが、その学校では、傍若無人な体育教師・鴨志田による、生徒に対する体罰やセクハラが横行していた。

『ペルソナ5』の世界では、鴨志田のような歪んだ心を持つ者の、歪んだ認知が具現化した心の異世界「パレス」が存在し、主人公たちは目覚めたペルソナ能力でそのパレスを攻略していく。そのパレスだが、歪んだ心の大元である“オタカラ”が眠っており、それを盗み出すことができれば、歪んだ心を「改心」させることができる。改心させられた者は、己が今までしてきた罪の重さに耐えられず、自ら謝罪をする。

 主人公たちは「心の怪盗団」の結成し、悪い大人たちを改心していく、というのが『ペルソナ5』のストーリー。最初に攻略する体育教師の鴨志田もなかなか非道な教師で、顧問を務めるバレー部でもパワハラ・セクハラをしまくっていた点などから、「内田監督ってペルソナ5の鴨志田みたい」といった声が上がるようになったようだ。ネットでは、「ウチダパレスありそう」「ウチダパレスを攻略しよう」という声も上がっている。

 なお、『ペルソナ5』の鴨志田については、心の怪盗団によって改心し自ら罪を白状し、警察に自首をした。日大アメフト部の騒動については、事態が混迷を深めているだけに、心の怪盗団に助けを求める声が上がるのも同感できるが……。

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