ジーンは王族の人間だった!? 王室にまつわる謎、クーデター派は一体誰……?アニメ『ACCA13区監察課』第7話レビュー

■王位継承権は誰の手に……!?

 それにしても、ジーンについて調べ上げた部下の働きぶりや、王族の出だと知って橋渡し役にされていることに気付いたり……、モーヴ本部長ってほんとに仕事ができる人ですよね。CV:田中敦子さんの凛とした声も相俟って、素敵すぎる! ジーンが憧れるのもわかる気がします。

 前回の6話では「案外君は役に立たんな……」なんて辛らつな言葉をジーンに投げつけていましたが、うっすら笑みを浮かべ「君が嘘をつけない男だということを、私はわかっている」「先日の君への言葉はなかったな。『役に立たん』など」なんて言ってみたり、一度落としてから上げるなんて、ズルいなぁ。思わずドキっとしてしまいました。好きな人に怒られてしまったジーンは、クーデターについて何も報告できなかったことにすっかり反省モードのようですが……。

 そして「私の(グロッシュラー)長官への尊敬の念を知っていてク-デター派の疑惑が長官にかかっていることを私に告げなかった。違うか?」「私へ報告できる大きな手柄だったのに」という言葉からなんとなく、彼女はジーンの気持ちにも気付いていそうな気が……。モーヴ本部長はなかなか上手のようです。

 驚いたのは、“バカ王子”ことシュヴァーン王子。バードンに行きたいと言ったのは、ジーンの妹・ロッタちゃんに一目ぼれしたからかと思っていましたが、自分の王位継承を気にするあまり、肖像の間に飾られている16歳の第2王女にそっくりなロッタちゃんについて調べたかったようです。ただのアホの子だと思っていたけど、33年前に亡くなった(とされている)第2王女とロッタちゃんを結びつけたり、案外賢かったみたいです。誤解してごめんなさい。

 一方のロッタちゃんは、ジーンに頼んだドーワーの土産「雪の玉」を夢に見るくらい楽しみにしたり、降り出した雪にはしゃいだり、相変わらずの天使っぷりを発揮。「クーデター」という不穏な噂がうごめく中、こういう明るく無邪気なロッタちゃんの姿が映し出されると、これこそがACCAやジーンが守ってきた“平和”そのものなんだろうなぁと感じます。

 ロッタちゃんに兄(ジーン)がいると知った王子は、すっかり意識がジーンに向いているようですし、自分が王位を継承するため、何やらしかけてきそうな予感。自分が王族の人間、そして王位継承権があると知ったジーンは今後どのように動いていくのか、ますます目が離せません!
(文/ICHIGO GYUUNYUU)

ジーンは王族の人間だった!? 王室にまつわる謎、クーデター派は一体誰……?アニメ『ACCA13区監察課』第7話レビューのページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!