【アニメレビュー】ベテラン・飛田展男が存在感! そしてダ女神様・エリスがマジ女神だった『このすば』2期3話レビュー

 探索の結果、隠し扉の先から、重々しい声とダンジョンのボスっぽいシルエット……かと思ったら、お茶目な感じの骨だけになった大魔術師キール(声:飛田展男)が登場。このキール見た目はアレだが、禁じられた恋を成就するため権力者に楯突き、恋人を守るために不死者のリッチーとなったものの、恋人に先立たれ浄化してほしいと願うという、『このすばら』らしからぬいいお話。

 飛田さんも短い出演時間ながら硬派な演技からナンパな演技まで、さすがのベテランの味を見せつけインパクトはバッチリ。1期最終回のチョーさんといい『このすば』は、こういう細かいところでの大御所起用が清々しいっ!

 キールの浄化では作画も一段と綺麗になり、今までに見たことのないような女神のように神々しい青い髪の人が登場。『このすば』にこんな女神みたいな美人がいたっけ? と、困惑するばかりだったが、「目をさますと不自然に胸の膨らんだエリスという女神がいるでしょう」と、ナチュラルに後輩女神をdisるあたりで、やっぱりアクア様とどこかホッとしてしまう。しかも、ダンジョンでアンデットと戦うハメになったのはアクア様のせいだったと分かり、カズマから置いてけぼりにされそうになり、いつものように泣きじゃくるというオチもついた。

 一方で、洞窟前でお留守番をしていためぐみん。ちょいちょいとその様子がインサートされていたのだが、暇を持て余したのか中二病のような爆裂魔法の詠唱方法を考えたり、前回から加わった黒猫のようなちょむすけ(エンディングでセナ役でも出演してる生天目仁美さんと名前が出てた!)と遊んだりとやっぱりカワイイ!

 また2週連続で、パーティから離脱中のダクネス(声:茅野愛衣)に至っては、なにやら肌色成分が多い描写(ただし画面は暗め)で出演、セリフ「ぶっ殺してやる!」との2、3言のみという贅沢なスポット出演! もっとクッキリと見たかった……。

 スポットといえば、最後の最後に酒場のシーンでめぐみんをじっと眺めていたゆんゆん(声:豊崎愛生)、クリス(声:諏訪彩花)も登場して少ないながらもセリフ付きで登場! まぁ、クリスは登場したとたん、冒険者たちから「スティール!」コールを受けたカズマの1期以来再びの“指先ヌルヌル作画”でのスティールを喰らい、モブたちが囃し立てる中、パンツをすり取られてしまうというだけの登場だったが。

 冒険者仲間にオールで“お大尽”したりと、冒険の楽しさに目覚めた……となるかと思いきや、アクア様のゲロインっぷりを見て、「何やってるんだ俺、このままじゃダメだ」とつぶやくカズマ。結局、借金の相手となった領主・アルダープの元に行ったダクネスの救出にも行かず、ちょっと借金が減っただけで、ストーリーはちっとも動いてないが、楽しい1話だった。
 (文/ティエリア88)

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