めぐみんと混浴という羨ましい事案発生&ウィズの胸が……!? ゆんゆんも登場『このすば2』2話レビュー

TVアニメ『この素晴らしい世界に祝福を! 2』公式サイトよりTVアニメ『この素晴らしい世界に祝福を! 2』公式サイトより

 テンポの良さも、声優のアドリブ熱演もあいかわらずのテンションで、第2期も好スタートを切ったTVアニメ『この素晴らしい世界に祝福を! 2』(TOKYO MXほか、以下、『このすば』)。

 1話をさらりと振り返ると、領主・アルダープの館を破壊し警吏に取り押さえられ牢獄に収監、厳しい尋問の末、国家転覆罪の容疑で裁判にかけられ、からくも死刑は免れたが家財は没収、さらには12億4000万エリスという途方もない借金を背負って生きていくことになった主人公・カズマ(声:福島潤)――と、字面だけ見るとどれだけハードでシリアスなドラマなんだろうと一瞬勘違いしそうになるが、『このすば』だとこの状況をどうコミカルに切り抜けていくのかが(あるいはゴマかすのか)、楽しみにしかないから不思議なものだ。

 2話「この紅魔の娘に友人を!」は、着ているものと家だけしか残らず、嘆くアクア様(声:雨宮天)とカズマの2人の寂しいシーンからスタート。しかも前話でダクネス(声:茅野愛衣)が「なんでも言うことを1つだけ聞く」と言ってしまった相手、アルダープの元に向かって一晩帰ってこなかったという。
 すでに2人の中で「くっ!」と囚われたダクネスの姿とともに“大人の階段を登った”と勝手に妄想。のちに「くっ、ころ!」というダクネスの(たぶん妄想内の)姿も拝めるのだが、「くっ、ころ!」ってこうやって発音するものなのかと、妙に感心させられると同時に、今回のダクネスのセリフはこれだけ。なんとも贅沢な起用法である。

 しかし、めぐみん(声:高橋李依)はダクネスがこの場にいないことの重大性が分かっておらず、教えられて初めて気づき「どうしましょう、かじゅま」「ああああ、ダクネスがー」とあたふたするあたり、やっぱりめぐみんはポンコツでカワイイ。

 ため息ばかりつくカズマたちの前に、王国検察官のセナ(声:生天目仁美)が再登場。牢獄に入ったカズマ救出のため、めぐみんが撃った爆裂魔法の影響で、巨大カエルのジャイアントトードが冬にもかかわらず姿を見せ、その駆除を依頼されるハメに。ギャグの1シーンとしか思えなかったわずか数カットが、このようにつながってくるあたりも『このすば』の面白いところだろう。

 ダクネスの不在もあって、ジャイアントトードを相手に食われて全滅しかけるカズマたち(そして、相変わらずアクア様ははいてないように見える)。巻き込まれて、ジャイアントトードの粘液でネバネバになったセナさんが、妙に艶っぽく悲鳴をあげるなど、新たな魅力(?)を掘り下げているところに、第1期OPにチラリと映り込んでいたにも関わらず、出番すらなかった美少女が助けに入ってくる。

 この少女、めぐみんと同じ紅魔族の“ゆんゆん”(声:豊崎愛生)で、めぐみんをライバル視しているらしい。しかし、戦闘能力以外はへっぽこでめぐみんと勝負して毎回返り討ちにあっているという仲だという。

 ゆんゆんとめぐみんの勝負は、速攻でめぐみんの勝利で片が付き、自宅でお風呂に入ろうとするカズマだが、めぐみんがレディファーストを訴え先に入ろうとする。一悶着あった末、なぜかカズマの乳首がアップになるというあまり嬉しくない描写を経て、2人で混浴という羨ましい展開に。そこへ、「ただいま」じゃなく明らかに雨宮さんのアドリブであろう「ただまー」(アニメまま)と言いながらアクア様が帰ってくるドタバタ劇開始!

「アクアにロリニートだのロリマさんだの不名誉なあだ名を広められてしまう!」と、どうにか切り抜けようと必死に頑張るカズマ。そしてロリ扱いをされて静かに怒るめぐみん……もちろんカズマは失敗、めぐみんから「ロリニート」呼ばわりされてしまうくだりでは、笑いが止まらなかった。

 物語の終盤には、借金返済の相談するために、実は魔王軍の幹部の1人という顔を持つウィズ(声:堀江由衣)の店に。そこにはゆんゆんが待ち構えており、勝負する、しないだのを繰り広げるのだが、その際中、めぐみんがこの話の冒頭で連れてきたちょむすけという黒猫(らしき生き物)が、ウィズの胸をひたすら揺らし続けるというサービス! 延々と揺らし続けているので、会話がなかなか頭に入ってこないほど。そういえば、エンディングクレジットには名前がなかったが、ちょむすけ役は誰が演じているんだろうか。兼ね役だとは思うがちょっと気になるところ。

 結局めぐみんとゆんゆんは、ウィズの店の中にあった、高い魔力があれば友だちと仲良くなれるという水晶を、どちらがよりうまく動かせるかで勝負することに。しかし、この水晶が映し出したのは2人ともに見られたくない過去。めぐみんは貧乏生活の悲惨な幼少時代、ゆんゆんは誰も祝ってくれない誕生日や1人チェスに興じるシーンが続々と飛び出し、アクア様をですら「友達におごるためにアルバイトしてる」とドン引きさせる、見ている我々も「ももうやめたげて!」と言いたくなるほど(ちなみにめぐみんの妹、こめっこが可愛かった)。

 結局、水晶では勝負がつかずゆんゆんから「発育勝負」を持ちかけられためぐみん。すると彼女は、カズマと混浴した既成事実を言い立て、「別の意味での子どもじゃない」と男女の関係(になってないのに)を匂わせ、ゆんゆんが泣きながら逃げ出すという、頭がいいのかあざといのか分からないオチ。

 そして今回から第2期のエンディングも初お披露目。1期と変わらずアクア様、めぐみん、ダクネスの3人が歌うカントリー調の曲にあわせ、止め絵を紙芝居のように映し出していき、アクセルの街の1日をそれぞれのキャラクターが過ごしている、と感じさせてくれるのも1期同様。ほっこりと癒やされるEDであった。
ゆん(文/ティエリア88)

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