トッププロ囲碁棋士撃破で勢いを増すグーグル製人工知能、次に目指すは恋愛小説家!?

 上記も同じく、最初と最後の文の間を人工知能が“執筆”している。なにやらサスペンス調のドラマ展開を連想してしまうが、さらに大量なインプットを加えることで、間の文章は徐々に内容が具体的になってくるのかもしれない。

 こうしてAIやロボットの研究が進むことで、逆に人間の能力のメカニズムがわかってくる側面もある。つまり小説を書く能力は、2つの間の出来事をうまく結びつけてわかりやすく解説できる能力ときわめて近いということになるからだ。

 現状でもコンピュータソフトを活用して小説を執筆しているプロ作家が存在しているし、大手通信社などでは定型的表現の多い企業決算の記事をまず最初にAIに書かせているところもある。しかしどうやらそれらのものとは次元が違っていそうなこのGoogleの“恋愛小説家AI”。デビュー作の発表を待ちたいような、待ちたくないような……!?
(文/仲田しんじ)

【参考】
・Quartz
http://qz.com/682814/i-want-to-talk-to-you-see-the-creepy-romantic-poetry-that-came-out-of-a-google-ai-system/

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