「Palet」や「さんみゅ～」など、注目キャストが社会問題に踏むこむ舞台『みちこのみたせかい』記者発表会レポ

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ゲスト出演となる倉橋玉枝役のAKANE（福田朱子）。

　本作にゲスト出演となるAKANEは、昨年9月に上演された舞台『頑張れ！けんせつ小町 おはようございます！』で主演をつとめるなど、舞台での活躍もめざましい。今回は会話劇ということで残念ながら見ることは出来ないが、音楽活動も続けており、その歌唱力をステージで見てみたいとも思う。また、記者発表会ではお目にかかれなかったが、SDN48の先輩、梅田悠との共演も楽しみのひとつ。

　初めて台本を読んだ印象は、「難しい話、正直この若い子たちとやる話じゃないぞ」と思ったそう。ただ「その中にも、信を持って前向きに頑張ってる人たちや、それを見て成長していく女の子たちが描かれている。舞台を観た方たちの活力になればいいと思っています」と語った。また、座組に初舞台の子たちがいるが「わからないことがある時に、ちゃんと聞ける子たちなのでいいなと思います」と座組を引っ張っていく、お姉さんらしさを見せていた。

新井ちか役の工藤夢心（くどうゆめも）。

　新井ちか役の工藤夢心は、今春までavexのアイドルプロジェクト「iDOL Street」サッポロ Snow♥Loveitsのリーダーを務めていた。卒業後、どんな道に進むのか気になっていたファンも多いのではないだろうか。今回、工藤は東京での舞台出演となるが、同郷で同期の吉本ほのかも、5/4から上演されるアリスインプロジェクトの舞台『アリスインデッドリースクール オルタナティブ・SAPPORO』に出演する事となり、それぞれの新天地での活躍が楽しみだ。
　今回演じる新井ちかについては、「クールでサバサバした性格でありつつ、他人想いの人間」との評。「メインではないものの物語を作っていく一人になっていけたらと思う」と抱負を語っていた。

　アリスインプロジェクトの特徴とも言える女性キャストのみで構成される本作には、今、注目のアイドルや若手女優などの総勢28名が出演する。最後に藤本結衣は「難しいお話ではあるのですが、この年齢の私たちがやることによって伝わるものがあるんじゃないかと思っています。たくさんの方に観ていただいて、たくさんの想いをのせて帰って頂きたい」と語っていた。一方、主演の古橋舞悠は「難しい話ではありますが、笑いが入っていたり絶対に飽きない舞台になっています。また、演出の細川さんに教わった立ち振る舞いの美しさなど見た目でも楽しめますので、楽しみにしてください」と意気込みを見せた。

　そして、最後に演出の細川氏からは「演劇の良いところは、そこにいる生身の人間が表現することのできる原始的なメディアです。人間が人間を好きになれるような作品にしたい思っています」との言葉が伝えられた。日々、デジタル化されたテキストばかりに触れている筆者も、この舞台を観て人間の生を感じたいと思う。
（写真・文／矢口　明）

■アリスインプロジェクト　舞台『みちこのみたせかい』
【日程】2016/5/5(木)～8(日)　※全7公演
【劇場】新宿村LIVE
【チケット】S席6000円（最前3列・指定席)、A席5000円（4列目以降・指定席）
カンフェティ・こりっちにて発売中

公式サイト：http://alicein.info/

 
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