3割が「年齢＝恋人いない歴」!? 「オタク」市場調査で心強い結果が判明!!

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『AKB48グループ オフィシャルカレンダー2016』公式サイトより。

　アニメ、マンガ、プラモデル、アイドル、鉄道など、多岐に渡るオタク向けコンテンツ。1月15日、そんな「『オタク』市場に関する調査結果 2015」を、自社企画調査から受託調査までを行い、顧客の経営課題を解決する矢野経済研究所が発表。「一人あたりの年間平均消費金額と一世帯あたりの平均年収額」などが調査されたこの発表に、さまざまな声が上がっているので、結果とともに調査結果をご紹介していこう。

■アイドル＆トイガン・サバイバルゲーム市場が好調
　2014年度の「オタク」市場は、縮小傾向が続くアダルト系コンテンツの縮小幅も緩やかで、全体的には好調に推移したようだ。中でも好調なのがアイドル市場と、トイガン・サバイバルゲーム市場。前者はジャニーズやAKB48グループなどのコアな層、複数のアイドルグループの台頭により前年度比37.4％増の1,186億円となった。一方後者は、都心でもサバイバルゲームを楽しむ環境が整い、初心者や女性層を取り込んだことで、同10.8％増の144億円。そのふたつには劣るが、同人誌市場もダウンロード販売へ好調に推移し、同3.4%増の757億円だった。

■年間平均消費金額もドルオタが1番
「オタク」一人あたりの年間平均消費金額の1位は、アイドル市場の74,225円。以下、鉄道模型49,721円、コスプレ衣装47,530円、トイガン・サバイバル30,230円、プロレス28,303円……と続き、最下位はライトノベルの12,783円となった。また、一世帯あたりの平均年収額も出ており、こちらは鉄道模型の6,932,000円が1位で、以下、ドール6,038,000円、プロレス5,750,000円、プラモデル5,652,000円、フィギュア5,626,000円……最下位（19位）はアダルトゲーム4,575,000円。ちなみに、ドルオタの平均年収額は5,470,000円で7位だ。

　ほかに比べ、拡大が桁違いなアイドル市場に対し、「ドルオタは今も昔も金持ちねぇ」「ドルオタが金を使うのは『貢ぐ』という」「つまりドルオタが1番搾取されてるアホってことですね」など、ドルオタのふところを評価する声が上がった。しかし、「アイドルオタクを『オタク』と呼んでほしくないな。知識があってこそのオタク。アイドル好きはむしろ1人を愛して盲目になるわけだろ」と、疑問を感じるほかのオタクも。

■自身を「オタク」と認識しているのは約2割
　国内在住の15歳～69歳の男女9,862名に、「自分を『オタク』だと思いますか。もしくは、他人から『オタク』と言われたことはありますか」と聞いたところ、21.1％が「YES」と回答。

■オタクの3割が童貞!?
　上記の対象者の既婚者、未婚者の割合がユニーク。既婚者（過去の結婚含む）が37.9％、現在恋人がいる未婚者は13.2％、現在はいないが、過去に恋人がいた未婚者17.8％となっているのだが、なんと残りの31.2％は、現在も過去も恋人がいたことがない未婚者だと判明。

　この結果には、「オタクの恋人=2次元」「現実嫁がいると、2次元嫁への投資が減ってしまうので結構」「ぼくも年齢＝彼女いない歴」「恋人ができても幸せとは限らない」「正に吾輩のことだが、他人に興味はないし、迷惑もかけていないので放っておいてほしい」「みんな一体、何がどうなってそんな風に恋人できるの？ 意味がわからないんだけど」といった、オタクの嘆きの声が……。

　中には、「2次元の恋人がいるんだよ！いい加減にしろよ!!」「何だよ、悪いか」「そのとおりですけど何か!?　望んでもいないし、声もかけられないので丁度いい。誰にも必要とされてないから。関係ない話」と怒り出すオタクや、「うん、確かに恋人と呼べる相手がいたことはないな。でも、不思議なことに体の付き合いした相手はいるんだよ」と無駄にぶっちゃける腐女子。さらには、「俺、オタクだったけど、女に困ったことなかったよ。オタクがモテないってのはウソ」と、「お……おぅ」としか言ってあげられないオタクも見られた。

　こうした声は悲しくもあるが、同時に心強くも思う。“交際歴なし”のオタクが3割もいるなら、これからも恥じずに貢げるというもの。既婚者や恋人がいるオタクをよそに、見知らぬ同志と心血（金）を注ごうではないか。