「夢のステージだったけど、来るべくしてきた道」 さいたまスーパーアリーナワンマンライブに挑んだ仮面女子たちの本心【アリス十番編】

1512_arice_01.jpgさいたまスーパーアリーナを“大航海”する立花あんな。

 2014年10月13日にZepp Tokyoで行われた仮面女子の2ndワンマンライブで、さいたまスーパーアリーナでのワンマンライブ開催が発表されてから約1年。無謀ともいわれたこのライブを、11月23日のこの日、彼女たちはついに実現することが出来た。

 しかし、それまでの道のりには、目標に向かってまっしぐらに進む彼女たち自身の心の内にも、幾多の葛藤や苦難があった。自分自身の将来の進路、ベテランメンバーの卒業、新メンバーのスキルの未熟さ、メンバー間の温度差……。それらを乗り越えて、最強の地下アイドル“仮面女子”に選ばれた18人のメンバーはステージに立っていた。

 仮面女子の中でも、下積み時代を経験してきたメンバーが揃うトップユニット・アリス十番と、アリス十番の元メンバーで、今はマネージャーとしてアリスプロジェクトのタレントを育てる月村麗華にインタビュー。晴れの舞台の裏に隠された、彼女たちの心情に迫った。

■立花あんな「仮面女子がここまで生きてきた証」

1512_arice_02.jpg立花あんなの練習ノート。ステージ上で使われるバミリの色と同じ色で番号を色分けしている。

――今回のワンマンライブまでの道のりで、最も苦労したことは何ですか?

 今年の4月に卒業した渡辺まありちゃんが、私の唯一の同期だったので、彼女の卒業がすごく辛かったというか、寂しかったです。まありちゃんは、メンバーがうっかり気づかないことを誰よりも真っ先に気づいて教えてくれたりして、本人は私がいてもいなくても変らないと言っていましたが、(彼女の卒業後は)まったく違いましたね。そして、まありちゃんは、さいたまスーパーアリーナのステージに中途半端な気持ちで立てないと言って卒業していったんですよ。だから、私たちのことを思っているからこそ、強い思いを持って卒業したまありちゃんにも満足してもらえるようなステージにしました。

――ワンマンライブはいかがでしたか?

 この1年間、ずっとこの日に向けて走ってきたライブが終わってしまいました。すごく寂しいという気持ちが一番大きいです。仮面女子は常に走り続けなければならないので、大きな目標を失って、これからどうしようという思いもあります。無謀だと言われ続けてきたけれど、全国ツアーや海外などいろいろな場所でライブをさせていただいて、私たちのライブはきっとたくさんの人に観てもらえるはずだとガムシャラにやってきたら、その先に夢の景色があり、本当に幸せでした。

 登場のときに、「Follow me!」と叫ぶシーンが今回のライブで重要だと思っていて、そこで鳥肌を立たせたいと思っていました。自分が思っていたパフォーマンスと、こうなったらいいなという反応が聞けたので、改めてライブは楽しいと思いましたね。

――立花あんなさんにとってのさいたまスーパーアリーナでのワンマンライブとは?

 仮面女子がここまで生きてきた証になるのではないかと思います。もちろん、新メンバーもいますが、そういうのは関係なく、仮面女子が今まで仮面を被り、積み上げてきた日々のライブのすべてを、みなさんの眼にしっかりと焼き付けてもらえる場所だと思います。

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