“クソコース乱立”に任天堂がご立腹!? 『マリオメーカー』講座開設で「そもそも、クソコースとは何か」議論勃発中

1510_mariomaker.jpg『スーパーマリオメーカー』公式サイトより。

 クリエイター推奨プログラムによりニコニコ動画内に実況動画が溢れ、有名実況者が苦言を呈したりと、何かと話題のWii U専用ゲームソフト『スーパーマリオメーカー』(以下、『マリオメーカー』/任天堂)。今月14日、任天堂のソフトなどの最新情報を提供する「Nintendo News」で、同作のコース作成講座がアップされた。その内容は丁寧な解説ながらも、“一般ゲーマーから投稿されるコースがあまりに酷い”とも読み取ることができ、ネットでは“クソコース”についての話し合いが始まっている。

 先月10日に発売された“作って、遊ぶ”ゲーム『マリオメーカー』は、タイトルそのままにマリオのコースを思いのままに作れる、ファンにはたまらないゲームとなっている。また、作成したコースは自分でクリアさえできれば、投稿することも可能。つまり、世界中の人々が自作のコースを遊んでくれるかもしれないというわけである(もちろん、世界中の人々が作成したコースをプレイすることも可)。

 発売からおよそ1カ月、コースの投稿数は既に200万を超えている。しかし盛り上がりを見せる一方で、200万のコースの中には「これはいかがなものか」といったものもあるようで、このたび「ましことヤマムラ」なるコース作成講座が「Nintendo News」内で始まった。

“ゲームの内容は詳しいが、コース作りは苦手”な、やさしいお姉さん・ましこと、“コース作りの名人”で枝豆と唐揚げが好きな完全な鳩・ヤマムラが、『マリオメーカー』のコース作りを教えてくれる「ましことヤマムラ」。記念すべき第1回は、ましこが作ったコースをプレイしたヤマムラが、「もう一回遊びたいとは思わないね!」「イヤ~な不意打ちが多い」「作る側はおもしろいかもしれないけど、あそぶ側にとっては――全然楽しくないよ」と、バッサリと切り捨てる回となった。

 見方によっては、コース作成者への説教にも感じる第1回だが、読んだ人からは「素人にコース作れって言ったら、即死するコースしか作らない」「ただただ難しいだけで、面白味のないコース多すぎ」「敵やアイテム、小さくなったときの無敵状態を駆使しないとクリアできないのは、あんまり出さないでほしい」「クソガキのオナニーコース禁止」など、賛同するかのような声が上がった。

 ただ、「プロのゲーム開発チームが綿密な調整で作ったコースと違って、個人の思いつきで作ったようなコースなんてこんなもんだよな」「結局プロが作るコースが面白いんだよ」「公式のマリオがちょうどいいバランスで、しかも面白いってのがわかったね」など、諦めムードを漂わせる声も見られる。ならばと、「有名クリエイターのコースならやりたいな。小島とか」「素人じゃなくてプロに作らせようぜ」という声も。

 さらには、「とるに足らない簡単なコースなのか。難しすぎるコースなのか。コースとして成り立ってないようなコースなのか。自分が意図していたコースと違うモノを全てクソコースって呼んでるだけじゃないのか」という声により、“何をもってクソコースなのか”という方向で話しは激化。「ヨッシーを犠牲にしなきゃ進めないのはクソコース」「開始直後の即死トラップ。理不尽な隠しブロックを発見しないとクリアできない。敵がこれでもかとゴチャゴチャに配置。こういうのはクソ」「大量のバネの中を敵が飛び回ってるステージ見たことあるけど、マジでただのクソだった」「隠しブロック使うやつは才能なし」「日本人とカナダ人のステージはかなりの確率でクソ」など、さまざまなクソコース持論が展開されている。

 なお、「ましことヤマムラ」の第1回では、次回への宿題まで出されており、任天堂サイドも良コースの量産を本気で求めているように思われる。ただ、「キッズもいるんだから許してやれよ。自分らのルール押し付けるな」「初見殺し禁止みたいに書いてるけど、そういうのが好きなやつもいるだろ?」「制限するんじゃねー!そんなことすると本当に面白いものは生まれないんだよ」といった声も上がるように、プレイヤーの好きにさせてもいい気がするが……。

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