“ついに任天堂の新社長が発表！”で飛び交う、「この人だれ？」の声

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任天堂株式会社公式サイトより

　任天堂株式会社が、14日に臨時取締役会を行い、代表取締役のほか、役員の委託・管掌・担当変更などを発表さえ、7月11日に逝去した前社長・岩田聡氏に代わり、新代表取締役・取締役社長を君島達己氏が務めることなどがあきらかになった。

　岩田氏や代表取締役、専務取締役を留任することになった宮本茂氏などは、もともとはスタークリエーター。それだけにゲーム誌の取材に応じたり、イベントにも出演するなど、ゲームファンにはおなじみだ。だが、新社長・君島氏は熱心なゲームファンでも、その名にピンとくる人は少ないようで、ネット上では「この人だれ？」の声が多くあがっている。

　任天堂から発表されたリリースによると、君島氏は昭和48年に株式会社三和銀行（現 株式会社三菱東京UFJ銀行）へ入行後、平成12年12月に株式会社ポケモン代表取締役就任。その後、Nintendo of America Inc. 取締役就任などの要職を経て、今回の新代表取締役・取締役社長の就任。これまでゲーム制作の前線には立ったことはないようだ。

　ファン心理としては、ゲーマーのことを熟知しているクリエーターからの新代表取締役・取締役社長就任を望む声も大きかったようだ。尾っぽうで「経営は経営。元銀行員ならプロ中のプロだし、クリエーターはゲーム作りに専念したほうがいい」という声もあるなど賛否両論で、やはりゲーム業界の巨人・任天堂のことだけに注目を集めているようだ。

　そしてもうひとつ注目されているのは、「はたして君島氏は『ニンテンドーダイレクト』に登場するのか？」というところだ。『ニンテンドーダイレクト』は「今後発売を予定しているソフトなど、Wii Uやニンテンドー3DSに関するさまざまな情報を、インターネットをご覧のみなさんに直接お届けします」（任天堂・公式サイトより）というWeb番組。

　故・岩田社長が文字通り登場し、さまざまな新作ソフトについて直接、説明。コミカルで熱いポーズもあいまって、1週間で60～100万もの閲覧を誇るほどの人気となった。2015年5月31日を最後に、配信は更新されていないが、新社長就任とあって、なにかしらのアクションがあるのでは？　と任天堂ファンは期待しているよう。君島氏の経営手腕ともども、『ニンテンドーダイレクト』の続報に期待したい。