アニメ『GOD EATER』幻の10～13話は今冬展開予定！　なぜアニメは“万策尽きて”しまうのか？

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TVアニメ『GOD EATER』公式サイトより

　27日に最終回の放送を終えたTVアニメ『GOD EATER』が、TVでは放送しきれなかった第10～13話を、今冬展開予定であることを公式Twitterなどで告知し、いろいろな意味でアニメファンを驚愕させている。

『GOD EATER』はもともとバンダイナムコエンターテインメントによるPlayStation Portable用アクションゲームで、2010年の第一弾発売以来、シリーズ累計300万本を突破した人気作。アニメ以外にもコミック、ノベライズと幅広く展開している。TVアニメはその『GOD EATER』5周年記念projectとして、14年の「東京ゲームショウ」で製作が発表された。ゲーム内のアニメを手がけてきた平尾隆之監督＆アニメ制作スタジオufotableがそのまま起用されたことで、原作ゲームファンからもアニメファンからも注目を集めていた。

　放送前に公開されたイラストやPVなどの出来もよく、期待値はうなぎのぼりだったのだが、なんとTVアニメは放送初回から『GOD EATER EXTRA 00』なる特番が放送されることに（予定されていた先行上映会も中止）。一週間後に放送された第1話は、さすがの高クオリティーだったものの、進行が間に合わなかったのか『EXTRA』は4回も放送され、7～9月の13回の放送枠でアニメ本編は結局9話しか放送されなかったのだ。

　当初は「放送初回から特番って……」「物語の内容を忘れそう」と怒っていた原作・アニメファンも、次第に「本当は分割2クールとか、OVAで展開する予定が急に変わったのでは」「本当は秋か冬開始だったのが、TV局の都合で前倒しになったとか？」と、陰謀説を唱えて製作スタッフ陣をかばうように。さらに10～13話が今後展開予定と告知された際には、「作っていたのか…」「1クール分割とか、新しいアニメ放送形態を生み出したな」「万策尽きすぎだろ」などと、さまざまな意見が噴出する羽目に。

“万策尽きた”は、アニメスタッフにスポットを当てたヒットアニメ『SHIROBAKO』の登場キャラクター、制作デスク・本田の口癖。進行が遅れてどうしようもないときに叫ばれ、アニメ界ではすっかり定着したフレーズだが、なぜ『GOD EATER』はこれほどまでに万策尽きたと、ファンに思われるような事態になってしまったのか。

 
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