ゆきへの気持ちがつまった、『がっこうぐらし!』エンディングテーマ2曲を収録!黒崎真音『ハーモナイズ・クローバー/アフターグロウ』インタビュー!

──『ハーモナイズ・クローバー』では作詞も担当していますね。

黒崎 安藤正臣監督の「切ないというよりは、ほっとするようなイメージの世界観で」という意向もあって、自分が学生時代に日常的に考えていたことを振り返りながら歌詞を書きました。学生時代は吹奏楽部に入っていたんですが、練習が終わって帰る時間になるとちょうど夕暮れ時になっていたんです。自分の家の前が河川敷で、そこを毎日のように友達と歩いていたので、まずその時の空気や風景を思い出しながら歌詞を書きました。こういう時間や経験って当時は当たり前だと思っていたんですが、今思うとすごく貴重なものだったと思います。
 あと私には12歳離れた姉がいるのですが、自分が物心ついたときにはすでに大人だったんです。そんな姉から「中学生の頃からつながっている友達ってそんなにいないよ」っていう話を聞いたりしてて、「じゃあ今一緒に学校に通っている友達とは、いつか離れ離れになるのかな」って怖くなったりもしていたんです。この「今は一緒にいる友達だけど、いつか離れ離れになるんじゃないか」という一抹の不安というのが『がっこうぐらし!』とリンクする気持ちだなと感じたんです。

──作詞をするうえで、こだわった点はありますか?

黒崎 作詞するうえで、ゆき(主人公の一人・丈槍由紀)の気持ちをイメージしながら書いたんです。だから、歌詞もひらがなを多めに使ったりして作品に寄り添うように気をつけました。この曲が、もし自分ひとりの作品なら、もっと難しい言葉を使っていたかもしれませんが、自分がアニメを見ていても作品やシーンに合った雰囲気の言葉や楽曲が流れてきたらグッとくるので、そこは作品に合うようなものにしようと思いました。

──この曲では、ミュージックビデオも制作されていますが、こちらはどんな映像になっていますか?

黒崎 とてもファンタジックな映像になっています。白く、柔らかく、ドーリーな感じに仕上げてもらいました。子どもたちと共演もしています。一曲を通じて、ストーリー要素もあるので、フルサイズで見ると『ハーモナイズ・クローバー』に込められた思いも感じていただけると思います。

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