焚書に向けて暴走必至! 国会で審議されている「ヘイトスピーチ規制法案」が、表現の自由を破壊する

 想定される事例は、特定の地域の文化や出身者を題材にした報道や創作に対する萎縮効果だ。例えば、県民性をテーマにしたネタはテレビのバラエティ番組からマンガやアニメまで、さまざまな場所において見ることができる。

 こうした題材も毒が強くなれば「不当な差別的取扱い」と糾弾される可能性がある。例えば、筆者は岡山県は岡山市の出身なのだが、「よそ者にはつらく当たる県民性(主に岡山市)」だとか「県庁所在地でもないくせに、岡山市よりも目立っている倉敷市に対する怒り」などを幾度も記事などで書いている。こうした表現も糾弾されかねないのだ。これは過剰な心配であろうか?

 近年、盛り上がった「ヘイトスピーチ」に反対する運動は迷走し、今や「自分がヘイトスピーチだと思ったものがヘイトスピーチ」とでもいいたげな、独善的なものへと堕落している。

 いくら罰則を設けず、理念を訴えるための法律だと説明したところで、実際に法案が成立すれば善意の皮をかぶった「ヘイトスピーチ狩り」が始まるだろう。この法案を推進する人々は「反ヘイトスピーチ」運動の迷走と暴走が、見えていないのだろうか?
(文=昼間たかし)

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