「ジャンプ」アニメ“あるある”のアニオリ展開 『ワールドトリガー』では意外や期待感高し?

150727_wt.jpgアニメワールドトリガー公式サイトより。

 現在放送中のテレビアニメ『ワールドトリガー』(テレビ朝日系)の声優が登壇するイベント「ワールドトリガー夏祭り2015 @ボーダー六本木支部」が、今月22日に開催された。同イベントにて、10月より原作『ワールドトリガー』とは違うオリジナルストーリーをアニメで展開すると発表。アニメのオリジナル展開に対して、意外やファンからは「オリジナル展開も期待してるぞ」と期待感の強い声が多く上がっている。

「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)で連載中のマンガ『ワールドトリガー』(共に集英社)。初連載作品『賢い犬リリエンタール』が残念ながら早期連載終了となってしまったマンガ家・葦原大介氏の連載第2作で、さまざまな武器となるトリガーを用い、異世界からの侵略者・ネイバーを倒す防衛組織「ボーダー」を舞台としたSFアクションマンガである。世界観や、多彩なキャラクターなどが秀逸で、人気も高い。しかし葦原氏の体調不良による休載も多く、じっくりと物語を展開させることから、「驚くほど進まない原作」と、ファンをやきもきさせることもしばしば。

 去年10月にスタートしたアニメ版も、原作と並び好調。そして、この度オリジナルストーリーが展開されることが発表されたわけだが、週刊連載中のマンガをアニメ化した場合、アニメが原作に追いついてしまうことは珍しくない。通常30分放送枠のテレビアニメの一話に対し、原作の数話分が相当することとなるためだ。

 特に、アニメ化される機会も多い「ジャンプ」原作のアニメにおいて、もはやオリジナル展開はおなじみ。古くは『ドラゴンボールZ』の「魔凶星編(ガーリックJr.編)」や「あの世一武道会(パイクーハン編)」。近年でも、『ONE PIECE』では「時代劇特別編」や、公開時期の迫る劇場版のエピローグなどを挟むことも多い。また、『BLEACH』などは「バウント篇」「日番谷先遣隊奮闘記」「新隊長天貝繍助篇」「護廷十三隊侵軍篇」など、多くのアニメオリジナルエピソードが放送され、むしろアニメオリジナルのほうが高く評価されることも。現在も「ジャンプ」連載中で、テレビアニメが2014年3月まで放送された『トリコ』などの場合、原作に追いついてしまったこともあってか、終盤はアニメオリジナルの展開で放送を終えた。

 テレビアニメ『ワールドトリガー』は、「1話が一番ひどかった」との声もある通り、放送開始当初の評判は芳しくなかったものの、今回のオリジナルストーリーの発表に対して、「アニメ演出は意外に丁寧」「原作読んでないけど間違いなくアニメ化してよかった」「オリジナル展開も期待してる」との声が上がるように、回を追うごとにその評価を高めていった。一種の“ジャンプあるある”ともいえるアニメ版のオリジナルストーリー。現在の評価をより盤石のものとできるか? オリジナルストーリーがアニメ打ち切りの“トリガー”(引き金)とならないよう、期待したいところだ。

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