「週刊少年ジャンプ」情報レビュー

連載作の過半数がアニメに! 『ワールドトリガー』アニメ化でより盤石となる 「週刊少年ジャンプ」

――発行部数271万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からご紹介!

1405_jump27.jpg「週刊少年ジャンプ」2014年27号(集英社)。

 本日2日に発売となった「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2014年27号の表紙と巻頭カラーを飾るのは、連載6周年を迎えた『トリコ』。今号の表紙では、そのほか連載再開となった『HUNTER×HUNTER』(以下、『H×H』)、新連載2回目の『火ノ丸相撲』、テレビアニメ化が決定した『ワールドトリガー』のカットも掲載されている。

 巻頭の情報ページでは「ジャンプ」作品のアニメ関連情報を多く掲載。まず、『ワールドトリガー』のテレビアニメ化が大々的に報じられている。放送開始時期や制作局などはいまだに明かされていないが、本日よりティザーサイト(http://worldtrigger.info/)も公開されている。併せて『黒子のバスケ』アニメ第3期制作決定の報や、先日最終回を迎えたアニメ『ニセコイ』の単行本に同梱されるOVAの情報も。

 今回の『ワールドトリガー』アニメ化を受けて、現在「ジャンプ」に連載されている20作品中、すでに放送が終了したものを含め、アニメ化作品は11作品と過半数にまで上っている(単行本限定版でアニメDVDが制作された『暗殺教室』や、アプリ増刊「ジャンプLIVE」にてフラッシュアニメ化された『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』などは除く)。さらにテレビアニメ化経験のある作家という観点では、『魔人探偵脳噛ネウロ』の松井優征(『暗殺教室』連載中)、『ぬらりひょんの孫』の椎橋寛(『ILLEGAL RARE』連載中)も有しており、改めて「ジャンプ」の“強さ”がわかるだろう。

 そのほか巻頭の情報ページでは、『ONE PIECE』単行本3億冊突破を記念した書店での販促キャンペーンや、『ONE PIECE』や『トリコ』、『ワールドトリガー』などの最新単行本情報、兄弟誌「最強ジャンプ」にて、鳥山明の『ネコマジン』シリーズが再録連載されることなどが告知されている。「ジャンプ」巻頭のカラー情報ページは、22~26ページであることが多いが、今号のページ数は30(巻頭カラー作品のトビラなど含む)。この巻頭情報ページへの注力は、連載再開で話題となっている『H×H』の高い広告効果を見越してのものかもしれない。

 今号の掲載順位では、先述の通りアニメ3期決定の『黒子のバスケ』が巻頭の『トリコ』に続き2番に。『ワールドトリガー』は先週の中盤下位から上位に浮上している。テレビアニメ化に向けてさらなる人気獲得が予想される。また、今号の最下位は『ステルス交境曲』。現在、『i・ショウジョ』と代わる代わる最下位となっており、両作ともに次の連載改編期までに人気を獲得できるのかに連載継続がかかってくるだろう。数多くのアニメ化作品を相手にした奮戦に注目していきたい。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。文中、敬称略)

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