長期展開も伝えられる『パシフィック・リム』は“続編は駄作”説を打ち破れるか?

1507_pacificrim.jpg映画パシフィック・リム公式サイトより。

 2013年に公開された特撮怪獣映画『パシフィック・リム』。ロボットと怪獣への愛が強く感じられた『パシフィック・リム』の続編が、11月にいよいよクランクインすると報じられた。日本でも大ヒットしたハリウッド大作の続編だけに、多くのファンが望んでいると思われたが……。

『ミミック』や『ヘルボーイ』などで知られるギレルモ・デル・トロ監督が、満を持して全世界に放った『パシフィック・リム』。世界各国を襲撃する謎の巨大生命体を倒すべく、人型巨大兵器“イェーガー”を操縦するパイロットたちの姿を壮大なスケールで描いた同作は、世界中で大ヒット。敵を“KAIJU”にするなど、ふんだんに散りばめられた、ギレルモの日本特撮への愛は日本の特撮ファンにも認められ、公開当時「130分があっという間だった」「B級映画だと思ってみたら、いい意味で裏切られた」「円谷オタクか、この監督は!」などの絶賛を受けた。

 また、『バベル』『47RONIN』など、海外作品でも活躍する女優・菊地凛子がヒロインを、その幼少時代の役を“天才子役”と称された芦田愛菜が演じたことでも話題を呼び、「愛菜ちゃん演技すげー」「鮮烈に駆け抜けた凛子!」と好評を博した。

 そんな『パシフィック・リム』の続編について、今年11月にクランクイン予定と判明。加えて、一部報道では続編のタイトルは“パシフィック・リム”ではなく、仮題では「大渦巻」を意味する『Maelstrom』(メイルストロム)となっているともいわれるなど、最近では話題に事欠かず、その注目度はバツグンだ。

 しかし、こうしたニュースを受けて、ネット上では「何故、続編を?」「そこそこ評価された1作目だけで止めておけばいいのに」と、続編の製作に苦言を呈する声も目立っている。

 こうした声が上がる背景として、野球の世界に“2年目のジンクス”があるように、映画でも“続編はコケる”“続編はつまらない”といった言説は根強い(この場合、“2作目は駄作”パターンと、“3作目は駄作”パターンがある)。大ヒットの続編は観客が集まりやすい一方で、『ダイハード』『ロッキー』『マトリックス』などのように、続編となると批判が集まることも多いのだ。

 しかし、中には『トイストーリー』のようにシリーズを重ねるごとに評価が右肩上がりのものもあれば、「2が異様に面白い」といった『ターミネーター』シリーズ的なパターンも存在する。『パシフィック・リム』続編についても、「デル・トロは続編で手を抜かないから期待大」と、『ヘルボーイ』の続編『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』や、ウェズリー・スナイプス主演『ブレイド』の続編『ブレイド2』を成功に導いた実績を持つギレルモだけに、期待を寄せるファンも多くいる。

 すでにアニメ化も決定している『パシフィック・リム』。続編が成功し、続編などのすべてが面白い“KAIJU”シリーズとなってくれることに期待したい。

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続編にKAIJU出ないとか、マジ?

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