チケット完売で部長ついに引退か!? “JAPANESE DEATH POP”アイドル・デスラビッツ“初ワンマン”レポ

――地下アイドルを追い続けたカメラマンが注目する“未発掘”アイドルをピックアップ! 今回は“JAPANESE DEATH POP”アイドルユニット「デスラビッツ」に迫る!

 5月30日、渋谷clubasiaでデスラビッツのファーストワンマンライブが行われた。デスラビッツは3人の可憐な少女と「部長」と呼ばれる長身のヘルニア持ちによるアイドルグループ。かねてから可愛い曲を歌いたい3人と、無駄に速いBPMのハードコア路線でいきたい部長との間には深い確執が生まれており、このライブのチケット300枚が完売したら「部長引退」と予告されてきた。

 チケットの売上げははじめこそ苦戦していた様子だったが、なんと前日の運営スタッフによるTwitterでソールドアウトと報告された。「まぁ最後ぐらいしっかり部長を見送ってやってもいいかな」という気持ちを胸に渋谷clubasiaに向った。

 この日の東京は最高気温30℃。現場に向う前に朝からたっぷり外で別件撮影をこなしてきた私は少々汗臭くないだろうか、と心配もしたが、「どうせ部長のバトルスーツのほうが臭いだろう」と、ひとまず自分を納得させ会場のドアを開けた。

 入場すると、満員のフロアの向こうステージ中央の天井から謎の金だらいが吊るされていた……。「おいおい、完全にオチ見えてんじゃん!」と苦笑いをしてしまったが、「デスラビッツ軍」と呼ばれる優しいファンは、そこは見て見ぬフリをしてあげているようだった。やがて影アナによるナレーションが始まると、問題の金だらいがスルスルと降りてきて回収された。これにはさすがに会場から「えーっ」という声が漏れていた。

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 そんなことはなかったかのように「デスラビッツ軍の七ケ条」から始まったステージ。小柄な3人の少女と身長190cm、黒ずくめのバトルスーツのオッサンによる戦いの火蓋が切って落とされた。

“猫大好きー!”という歌詞がある2曲目の「2nd Attack」の終了後、メンバーのYUZUさんから部長へ「なんでラビッツなのにネコの歌なの。大切なワンマンなのに」という至極当然の抗議。これに対して「(ほかの曲に)部長のパートがなかったから……」というなんとも大人げない答え。

 よく聴いていけばわかるのだが、続く「Hell Near 部長」「恋する季節」の2曲も、部長の悲哀を歌ったものであり、最年少EMIさんから曲中「歌詞に私情持ち込みすぎ」と言われてしまうのも無理はない。

恋する季節

恋する季節

部長の気持ち、詰まってます。

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