ギャグ作品を渇望!? 森本晃司監督もゲストで参戦!第10回吉祥寺アニメーション映画祭

「映像として光るものがあったり、尺が長くてもテンポが良かったり内容的にストーリーがあれば時間を忘れて見られる。逆に、尺が短くても見てて辛かったり台無しになったりするので、そのあたりを考えてほしい」(森下勝司[プロダクションI.G])

「今回は全体的に作品が暗い感じがして、もっと明るいギャグとかをいっぱい出してくれると嬉しい」(櫻井晋[コアミックス])

「ギャグが少なかったけど、今後も賞を穫るのだったらギャグかな。“短い尺でワンポイント”ということを頑張ってもらうと、かなり(受賞の)確率が上がる」(野口和紀[スタジオディーン])

「『おっ?』って思うような変態な作品が少なかった。最初の30秒で引っかかると強い力があると思う。(尺が)長い作品は難しくて面白ければ見れると思うけれども、見れなかったら(尺を)バサッと切ればいいのになって作品もある」(アニメーション監督・森本晃司)

「受賞に至らなかった作品も、それぞれ印象に残るものばかりだった。ギャグ部門の話が出てたけど、応募する時は(一般部門もギャグアニメ部門も)一緒で、本人がギャグのつもりでなくても受賞する場合がある。(吉祥寺アニメーション映画祭は)街の小さな映画祭ではあるけれども、アーティスティック+エンタメというのを評価していこうと思うので、ショートギャグ、一発ギャグを作ってもらいたい」(アニメーション史研究家・津堅信之)

「20世紀まではアナログの時代なので、8ミリで撮るにしてもペーパーアニメにしても(アニメ制作は)難しかった。けれど、そういうところは乗り越えて、中身や尺、演出力というのを純粋に(評価基準として)捉える。つまり、アニメーションとして求められる純度が高まった。10年目なので、(吉祥寺アニメーション映画祭は)次にステップアップする。賞を逃した人たちを含めて新しい時代が来ていると感じた」(アニメ評論家・氷川竜介)

「10年経っちゃったなと感慨深い感じではあるが、10年前というと個人がアニメーションを盛んに作り始めた頃で、優秀な作家が出始めてた時期だった。吉祥寺でワンダーランドが始まってて、せっかくマンガ家やアニメーターが集まっているのに、映画祭がないのはもったいないということで(話を)もちかけた。個人でテレビアニメのようなエンタメ作品を作るのは大変だし、かといってアートみたいな作品に限定する必要もないしで難しい。短い尺で笑わせるとか泣かせるとか感情に訴えかけるような(作品を希望)。強いて言うと、(尺が)5分を超えるようであれば構成を見直すとか、それが出来たらプロ」(編集家・竹熊健太郎)

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