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『ドラゴンボール』解説から手塚治虫“開かずの引き出し”まで――ネットを盛り上げた“マンガ界のビッグネーム”たち

■“黒歴史”ではなく“お宝”!!
記事タイトル:手塚治虫の机の「開かずの引き出し」が開いた!その発見資料と反響 – Togetterまとめ
記事URL:http://togetter.com/li/647740
エントリーページURL:http://b.hatena.ne.jp/entry/188174054
タグ:漫画、資料、これはすごい
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 マンガ家・手塚治虫さんが生前使っていた書斎机の“開かずの引き出し”が開き、中身の一部を娘の手塚るみ子さんがTwitterで公開しました。鍵を紛失して開けられなかった引き出しを、なんとか作ったという合鍵で25年ぶりに開けたとのこと。お菓子の空き缶や食べかけのチョコレートのほか、未完作品『グリンゴ』『ネオ・ファウスト』の原稿、『ふしぎなメルモ』の原画、きわどい「エロ」絵など、貴重な資料があったそうです。るみ子さんは「なかなかの宝物殿」と表現しました。“お宝”の一般公開に関しては「いつの日かファンの皆様にもお披露目できる機会があるかもしれませんね」とのこと。見られる日はやってくるのでしょうか……。

【キーワード解説】
手塚治虫
 1989年没。2013年に行われたフェスイベント「FREEDOMMUNE 0<ZERO>」で、仕事場にあった書斎机、筆記具、原稿などが展示された。るみ子さんは「開けてみるきっかけになった」と、FREEDOMMUNEとイベント主催者の宇川直宏さんに謝辞を送っている。

エロ
 「エロチックなカット」がある袋からどっさり発掘され、「ギリギリ可愛いのだけ」が選ばれて公開された。手塚治虫さんの絵柄で下ネタギャグを描くマンガ家・田中圭一さんを引き合いに出し「なかには田中圭一も真っ青な卑猥なイラストも」と表現。

【コメント】
・うっかり漫画の神様になると娘に机の引き出しを探られた挙句ネットにアップされて恐ろしいミャー
・バンパイヤとかメルモとか模写しながら描線自体の生命感に満ちたエロスにドキドキした小学生の頃の手塚体験を思い出します。
・古代の貴重な遺跡が発掘されたかのようなワクワク感。
・「宝物殿」という言葉のセレクトが極めて正しい。そしてきれいな缶カンが捨てられない手塚先生がかわいらしい
・偉人レベルになると黒歴史(とはビミョーに違うが)さえもコンテンツになるという例。

(文/万井綾子[はてな])
※この記事で紹介しているデータは2014年4月10日時点のもので、最新でない可能性があります。

ユリイカ2006年1月号 特集=マンガ批評の最前線

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