世界累計600万台突破のプレステ4にメディアも騒然! “プレステ4狂想曲”を振り返る

1402_ps4.jpg「PlayStation4」公式サイトより。

 PlayStation4(以下、PS4)が2月22日に国内発売され、約2週間が経った。欧米で先行発売され好調なスタートを切った後の日本発売となったが、2006年のPS3発売日ほどの混乱もなく、懸念された初期ロット不良も今のところ大きな不具合は報告されていない。今月4日には、実売台数が世界累計で合計600万台を突破したことも発表された。

 ただし、こうしたPS4の好調な売り上げが、現在家電業界で苦戦するソニーの救世主とはならない、との見解もある。「DIAMOND online」に掲載されている『「新しくて価値があるもの」に気づけない日本企業の象徴? プレステ4がソニー復活の兆しとならないワケ』という記事の冒頭(外部参照)では、年間100兆円ともいわれる情報家電機器市場において、ソニーの売り上げは大体7兆円。その中で、PS4 単体の売上は現時点で約2400億円と、ソニー本体の業績回復の特効薬になるにしては、あまりにも規模が小さいと指摘している。

 しかし、「ファミ通」(外部参照)が、今年2月期のゲーム市場規模について前年同期の38.9%増であることを伝えるなど、PS4がゲーム市場自体の活性化に一役買っていることは間違いない。

 合わせて、本体だけでなく、PS4ソフトも順調な売り上げを記録。こちらも「ファミ通」が発表している3月2日までのデータ(外部参照)によると、「PS4 ファーストリミテッド・パック」に同梱された『KNACK』が累計37万4845本、『龍が如く 維新!』はPS3版とPS4版合わせて29万5121本(PS4版は9万4922本)、『バトルフィールド 4』が4万727本、『キルゾーン シャドーフォール』が3万3432本、『真・三國無双7 with 猛将伝』が2万530本、『アサシン クリード4 ブラック フラッグ』が1万9763本、『トゥームレイダー ディフィニティブエディション』が1万7281本、『コール オブ デューティ ゴースト』が1万7444本と、注目ソフトがまずまずの成績を残している。

 一方で、『KNACK』に関しては、本体に同梱されるという性質もあってか、リリース後間もなくオークションサイトなどで、ダウンロード用のプロダクトコードが投げ売り状態となっていることがネットで話題となった。そのほか、海外で発売された対戦アクション『Basement Crawl』(配信タイトル)が、バグや操作性の悪さなどから、レビュー集計サイト「メタクリティック」にて、メタスコア29点(14年3月6日時点)という驚異の低得点を記録。近年稀に見る低い評価だと、海外のPS4ユーザーを中心に(悪いほうで)盛り上がる一幕も。

 今後のPS4の動きとしては、初期ロットの様子を見るために買い控えていた人が、購入を始めることが予想され、PS4本体の売り上げもまだまだ伸びるだろう。特に4月からの消費税増税を前に、購入を検討している人も多いはずだ。さらに、今春には『メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ』や『ファイナルファンタジー14 新生エオルゼア』といった大作ソフトの発売も続々と発表されている。これまでにない超美麗なグラフィックと超ヌルヌルな操作性を武器に、PS4の快進撃はしばらく続きそうだ。

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