謎が謎を呼ぶ決闘上等！ な『トッキュウジャー』第2話　クールな4号と意外にいいヤツな悪役にも注目だ!!

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　前回の強烈すぎるヒキ「（トッキュウジャー5人は）死んだも同然」をどう解決するのかと思ったら、セクシー客室販売員のワゴンさん（CV:堀江由衣）が登場。ライトたちは、目の前のお弁当に夢中になって、うやむやになっちゃいました。ここでヒカリ（演：横浜流星）はサンドイッチ、ほかの3人はレインボー幕の内を食べてるのに対して、ライトは人気の“峠の釜めし”チックな弁当と牛肉弁当というグルメっぷりを披露（ちなみにお茶の名前は「特急ちゃー」）。うん、駅弁とほっちゃんの前に人は無力だ。

　とはいえ、ライトたち幼馴染5人が全員共通の思い出以外、記憶がなくなっているというさらなる謎がそこで発覚。ネットでは「まさかみんな意識不明で、『トッキュウジャー』は、そこで見ている夢とか」「（第1話で）ライトが子どもたちしか乗れないシャドーラインに乗っていたのは、実は成人して医者になっていて、精神世界に治療に来ているから」と、ダークな展開を予想する意見が続出。さぁー、みんな踊らされてますよ（だが、それがいい）。

　それでも明るく過ごすほかの4人に「みんなさぁ、もう少し今の状況に疑問持っても」「何かまたポジティブなことイメージしてるのかもしれないけど」「俺、根拠のない想像できないから」と苦言を呈すトッキュウ4号ことヒカリ。ブルーじゃなくてグリーンがクール役というのも、もはや戦隊モノの王道ですね。ライトとヒカリ、夏あたり、なかなかいい薄い本が出そうです。

　いいキャラといえば、今回の悪役サーベルシャドーも良かった。決闘しなかったトッキュウジャーが“俺たち来たばっかりだから”“そんなルール知らなかった”というと“それならしょうがないね”（以上、全て意訳）と、キチンと説明してくれる丁寧さ。サーベルシャドーは紳士です！

　さて改めてシャドーラインとの決闘に臨むトッキュウジャー。サーベルシャドーとトッキュウ1号の烈車対決で、烈車を運転するのはトッキュウ4号です。4号は「町の記憶はあいまいでも、ここ【※編注：いまの自分たち】だけはハッキリしてる」というトッキュウ2号の言葉で、「俺たち5人は、確かにここにいる」と迷いを吹っ切ります。後先考えずに突っ走るライトたちに、そのブレーキ役として現実的なヒカリは欠かせない存在だったのです。

　そして線路上で、町の上空で繰り広げられる烈車の上でのソードアクション！　この辺りでお父さん世代は『ルパン三世　カリオストロの城』の時計搭のシーンを思い出さずにはいられないでしょう。一刀両断されて、巨大化したサーベルシャドーとトッキュウオーの決闘にも圧勝し、トッキュウジャーは町を闇から開放したのでした。

 
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