『リトルバスターズ!』でも知られる歌手・声優のRitaがアルバムを2枚同時リリース!記念インタビュー

■少年と少女の「対話」がテーマの『星ノ雨II』

──そして『星ノ雨II』ですが、前作『星ノ雨-Closed Garden-』は『Aster』というPCゲームから着想を得て、Ritaさんの死生観が反映された、非常にシリアスでアーティスティックな側面のあるアルバムでした。一方、第2弾にあたる本作は、地球の終焉と世界に残された少年と少女の物語というSF的な世界観の物語になりました。

Rita そうですね。まず初めに、作曲を担当された折倉俊則さんがこのプロットを考えてくださったんです。私はわりと宇宙好きで、折倉さんご自身も宇宙をテーマにしたアルバムを作られたりしているので、二人とも好きな世界観だったのかな。『星ノ雨』というタイトルなので、このタイトルから想像を発展させていくことは意識したと思います。あとは『Dialogue』

──「対話」というサブタイトルをつけた意味も考えないといけないということで、キャラクターについてもすごく悩みました。キャラクターたちにどう対話をさせようかということが今回のコンセプトなのですが、恋愛じゃだめだと思ったんです。表面上だけ見ると淡い恋心のように書かれているけど、そうじゃなくて、もっと深い心の交流というイメージが近いかもしれません。

──前作は「死生観」と「恋愛」というテーマが描かれていましたが、今回は全く異なるテーマなんですね。

Rita 前作から引き継いでいるのは『星ノ雨』というタイトルとビジュアルイメージだけです。今回は『星ノ雨』という財産だけで一体何ができるのかを折倉さんと考えていき、まず折倉さんが考えてくださった設定とプロットに対して、私が起承転結をつけた簡単なストーリーを考えるっていうところから始まりました。登場人物を最低限の二人に絞って、彼らをどう対話させられるのか、対話の結果二人はどうなっていくのか、ということを最終的に見せられたらと、対話というものの意味を考えながら制作をしました。

──オチも世界が救われるとかではなくて、個人がどう世界と対峙するか、という非常にパーソナルな問題に辿り着いています。

Rita そうなんです。そこに帰結させたので、結論をあえて提示しませんでした。二人の対話の結果がこうなったということに対して、聴いた皆さんはどう思う? と提示したような終わり方になっています。私たちはこう提示したけど、「それは違うだろう」とか「そうは思わない」という意見もあっていいと思います。私たちの一つの投げかけに対して、皆さんがどう感じていただいてどう対話してくださるかというのが楽しみです。

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