検察官がTさんの経歴を述べた上で、犯行に至る経緯を述べる。
検察官「被告人は昭和56年頃に某少女モデルのファンになり、写真を集めるようになった。そして平成18年頃には、ファンサイトに参加するようになりました。被告人は、少女モデルのCG画像を作成するようになり、同ファンサイトに提供するようになりました。その後、被告人は同ファンサイトの利用者に勧められたことから、作品を作品集にして販売サイトを運営する会社に販売を委託しようと考えるようになりました。そこで、被告人は平成20年7月頃、某少女モデルの写真を自宅のパソコンに取り込んだ上、編集ソフトなどを利用しCG画像データを作成し『聖少女伝説』を作成しました。また被告人は平成21年12月に前同様の方法で『聖少女伝説2』を作成しました。また被告人は、これを株式会社メロンブックスに販売委託し、1418点、合計138万8940円を売り上げました」
証拠について同意・不同意が弁護団から述べられる。
検察官が証拠の番号と内容説明を行う。
今後の裁判の進行方法について相談が行われる。
検察官「『聖少女伝説』『聖少女伝説2』が「児童ポルノ」にあたるとした医師の証人出廷を考えています」
山口弁護士「検察官のほうから、争う点が決まりましたら、それに併せて対応する証人を申請します。また、制作の過程について、どのようにこれらの絵が作成されたかをビジュアル的に明らかにしていきたいと考えております」
壇弁護士より、児童性を判断するために先に医師の証人の出廷を要請し、検察官も同意。
12時過ぎ閉廷。
次回の審理は、医師の証人出廷日が決定後となる。
(取材・文/昼間 たかし)
カンパ送付先:
郵便振替「00120-3-419023 CG児童ポルノ禁止法違反弁護団」
【詳報あり】pixivやメロンブックスへ飛び火する恐れも…CG児童ポルノ裁判の初公判「私は無実です」のページです。おたぽるは、アニメ、話題・騒動、マンガ&ラノベ、出版業界事情、児童ポルノ法、壇俊光、山口貴士、奥村徹の最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!
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