【詳報あり】pixivやメロンブックスへ飛び火する恐れも…CG児童ポルノ裁判の初公判「私は無実です」

裁判長「名前は」

Tさん「……です」

裁判長「生年月日は」

被告「昭和36年……」

裁判長「本籍は」

被告「岐阜県……」

裁判長「現在の住所は」

被告「岐阜県……」

裁判長「仕事はなにをしていますか」

被告「グラフィックデザイナーです」

裁判長「被告人に対して、7月30日付けで児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律違反がかかっており……本日は、これについて審議を行っていきます」

 灰色のジャケットに、少し色合いの濃い灰色のスラックス、ネクタイ姿のTさんは恰幅のよい男性だ。少しうわずった声で力強く答える。

 まず、裁判長より訴因変更の手続きがあるということで、事務的な話を行った上で検察官が訴状を読み上げる。検察官は、メガネをかけた若いさわやかな男性である。

検察官「公訴事実、被告人は第一不特定または多数の者に提供する目的で、平成21年12月23日ごろ岐阜県……にて、衣服の一部又は全部をつけない実在する児童の撮影された画像データを素材とし、画像編集ソフトPhotoshop等を使用して前記児童の姿態を描写した画像16点を含むコンピュータグラフィックス集『聖少女伝説2』を被告人のパーソナルコンピュータの外付けハードディスク内に記憶・蔵置させ、衣服の全部又は一部をつけない姿態であって性欲を興奮させまたは刺激させることを描写した児童ポルノを製造した。

 第二に、前記児童ポルノである『聖少女伝説2』及び、画像データ18点を含む『聖少女伝説』を株式会社メロンブックスに委託して販売しようと提供。平成20年10月頃から平成21年12月24日頃まで2回にわたりインターネットに接続された被告人のパーソナルコンピュータから前記株式会社メロンブックスのデータ保管先であるpixiv株式会社が管理する東京都新宿区……に設置されたサーバコンピュータに送信して記憶・蔵置させると共に、株式会社メロンブックスにこれらの販売を委託し、平成24年4月から平成25年3月までの間、前記コンピュータグラフィックス集を販売、不特定多数の者に児童ポルノを提供した」

 起訴状の朗読に続いて、証拠として提出された書類の番号と概要が読み上げられる。傍聴席には資料はないので聞いているだけである。

 裁判長から、審理を前に被告人に対して黙秘権の説明が行われる。少々早口だが丁寧。

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