アニメ『ソマリと森の神様』ゴーレムには寿命が?別れに向かって進む悲しい物語に胸が切ない第2話

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TVアニメ「ソマリと森の神様」公式サイト

 絶対号泣するアニメだって分かってるから見るのつらいけど見てしまうアニメ。それが「ソマリと森の神様」。ところでこのタイトルの指す森の神様ってなんだろう。お父さんとは違うようだし。ゴーレムは森の番であって神様とはまた違いそうだ。

 ソマリが起きてくるまでに、ゴーレムが自分の体に欠けているところがあるのを確認する。やや不穏な始まりだが、ソマリが起きてくるとパッと明るく元気になる。ソマリは癒し……。

 獲った魚を焼いて食べる朝食中に、においに誘われてウサギがやってくる。そのウサギたちに近くの町の情報を聞き出し、今後の予定を決めていく。

 そんな中、はしゃいでいたソマリが転んで怪我をしてしまう。薬を切らしていて手当ができないでいるところに小鬼のシズノが現れる。彼は薬師をしているらしく、家に来ればきちんとした手当をしてくれるということで、二人はシズノの家に向かう事に。

 ビジュアルから悪役なのではないかと思ったら、このシズノめっちゃいい奴だった。きちんとソマリの手当を行ってくれて、お父さんの希望である薬の作り方も積極的に教えてくれることに。

 その代償に彼はゴーレムの体を少し分けてほしいと頼む。お父さんは簡単に自分の体の一部を手折りシズノに渡すが、見ている方はちょっと痛い。ゴーレムには痛覚がないというが……。

 ソマリの面倒はその間シズノの助手ヤバシラが務めてくれる。一見シズノの兄に見えるが、彼はただの助手らしい。シズノは小鬼で大きさが変わらないのだという。ヤバシラは料理が上手でソマリに手作りのケーキをふるまってくれたり、お手伝いをしたいというソマリの気持ちを汲んで色々と教えてくれるなど、本当にいいやつ。

 ソマリが疲れて寝静まってしまうと、彼らは3人で色々と話し込む。その中で、ソマリとお父さんが旅をしている理由を尋ねる。ここでゴーレムの本当の旅の目的が明らかになる。

 ゴーレムの寿命は1000年。1000年ぴったりでその活動が止まってしまうらしい。彼は今まで998年253日生きてきた。残りの時間は1年とあと112日。この期間の間にソマリの両親を探し出すという。

 二人の旅は別れの旅。CMでやってた「私の寿命は三百何日……」みたいなのって今回のセリフと違うからソマリに言ってる台詞が今後出てくるのだろうか。

 この事実をソマリが知った時の反応を考えると今から辛い。ソマリと出会った森から離れてソマリの両親が見つかるのは難しい気もするけれど、旅の中で色々なことをソマリに教えながら生きていく術を身につけさせてあげるゴーレムの優しさがたまらぬ……。

 シズノはソマリが人間の子だって気付いていそうであった。彼らを見送る二人の鬼、最高にやさしかった。彼らが旅で出会う人たちがみんな優しい人だったらいいのに。

 とにかく二人の離別がいつかやってきてしまう未来に向けて進んでいく物語。癒しとさみしさが混在する。回を追うにつれてハンカチ必須になっていきそうだ。
(文=三澤凛)

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