海外のアニメ売り上げ「配信」で初の1兆円超えを記録  躍進するアニメ業界の裏で心配の声も……

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 6年連続で過去最高を更新した“アニメ産業の市場規模”。ネット上では称賛のコメントが相次ぐと共に、心配の声も上がっている。

 今や日本経済を大きく支えるアニメ市場。一般社団法人「日本動画協会」によると、去年1年間のアニメ産業の市場規模は2兆1814億円にのぼり、この数字は前年比を190億円も上回るそうだ。

 中でも最も売り上げが多かったのが、海外での映画の上映やゲーム販売などの「海外展開」。全体の46%にあたる1兆92億円を占め、初の1兆円超えを記録した。これにはネット上も「海外展開がアニメ市場のほぼ半分を占めるの!?」「スゲー!!」「世界に誇れるってやっぱり日本のアニメは凄いわ」「アニメは日本の宝」「これは素直に素晴らしい」「久々に良いニュースを聞いた」など称賛の声が続出。

 しかし、その一方では「売り上げは過去最高かもしれないけど、そのお金はちゃんと制作陣に還元されているのかな?」「これでアニメーターの給料も上がればいいんだけど……」「いくらアニメ業界が盛り上がっても、制作会社に還元されなければ今だけのブームで終わるよね」と、制作側を心配する声が多数見受けられる。

 実際、11月に一般社団法人「日本アニメーター・演出協会」(JAniCA)が公開した「アニメーション制作者 実態調査報告書 2019」では、膨大な仕事量や低賃金に頭を抱えるアニメーターの声が寄せられ、アニメファンの間でも話題となった(参照記事)。

 ちなみに海外展開以外については、ビデオパッケージの売り上げが587億円。配信が595億円となり、売り上げが逆転する結果に。実際にSNSなどを見ても、「配信の方が見るの便利だもんね」「アニメも続きは配信でっていうのが増えてるし、今後はもっとビデオと配信の差が開いていきそう」などの反響が上がっていた。

 アニメ産業の快挙を喜ぶ一方で、相次ぐ心配の声。今回の一件を受けて、制作側にも何か嬉しい変化があればいいのだが…。

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