『ソードアート・オンライン』の“キリ子”が羨ましい!?　中国の女装クラスタの切実さ【中国ニュース】

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　日本において、女装コスや男の娘の存在はそう珍しいものではなくなりました。むしろ、そのレベルはどんどんアップしています。そして「女の子になりたい」という欲望は別に日本だけのものではありません。刺激的な女装コス姿をネットにアップする文化は世界に広がっています。

　とりわけアジア圏では、そのレベルが一段とアップしています。SNSを見ていると、中国語で女装自撮りをアップしている人も多数見かけるようになりました。最近、騒乱の続いている香港からもSNSに女装自撮りをアップしている人もいるところをみると、社会がどんな状況になっても一度欲望に火がつけば止めることはできないということでしょうか。

　中国のサイトに掲載された「女性の服を好むことのなにが問題なのでしょう」という記事では、男性であっても女性キャラになりたいという欲望が率直に語られています。

　この記事では「男女関係なく、母親のワードローブやシューズラックに興味を持っていた人はたくさんいるはず。その好奇心は成長しても消えるものではない」と主張します。そして、「ますます多くの女性キャラが私たちの前に現れている」といいます。この場合の女性キャラとは＜自分がなりたいキャラ＞とイコールされるでしょう。

　この記事で熱を持って取り上げられるのは『ソードアート・オンライン』です。ファントムバレット編で主人公のキリトがアバターをコンバートした姿が女の子にしか見えないというエピソードは日本でもかなり刺激的に受け止められました。ネットでは「キリ子」とか「男の娘キリト」という言葉が今でも通用しています。

　このエピソードに興奮したのは日本の男性ばかりではありませんでした。現実には、男性が女装を思い立っても、女性になりきることは困難です。ゆえに、女の子みたいになれるキャラは大変刺激的に受け止められたようです。

　18禁への規制が極めて厳しいはずの中国ですが、海外の動画投稿サイトをみると続々と18禁の女装動画が投稿されています。人口の多いぶんだけ、＜女の子になりたい＞男性も多いということでしょうか。
（文＝中国ニュース取材班）