アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』が今年もハロウィンに物申す！　猫娘「最低のイベント」「変な仮装で騒ぐ。破廉恥極まりない」

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　27日放送のアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』（フジテレビ系）が、今年もハロウィンに苦言を呈し、ネット上の視聴者たちから支持を得ている。

　この日放送となったのは、第79話「こうもり猫のハロウィン大爆発」。ハロウィンシーズンのある日、ねずみ男の前に、西洋妖怪の帝王・バックベアードの復活のため、人間の生き血を集めに来た妖怪・こうもり猫が現れた。西洋妖怪は日本妖怪にとっては天敵となるため、こうもり猫に協力を仰がれたねずみ男は頼みを断るものの、多額の報酬に目がくらみ、協力してあげることに……。

　ところ変わって鬼太郎の家では、「ハロウィン爆発しろ！」と拳を突き上げる猫娘。鬼太郎に「それ毎年言ってないか？」とツッコまれると、「毎年言うわよ。毎年やってんだから！」とややキレ気味に返答。「最低のイベントよ。若い連中は夜通しお酒飲んで」「女の子たちだって変な仮装で騒ぐ。まったく破廉恥極まりない」と、ハロウィンで盛り上がる若者たちに厳しい苦言を連発した。

　一方、こうもり猫と行動を共にするねずみ男は、仮装した街の人々を不思議がるこうもり猫に、「一言でいえば、仮装した連中がバカ騒ぎする祭りみたいなもんなんです」「日頃溜め込んだものをこういう場で爆発させたいんでしょうねえ。まぁでけぇ屁みたいなもんですね」と、日本のハロウィンを毒っ気たっぷりに説明。

　その後、血集めに協力するフリをしてこうもり猫を騙したねずみ男は多額の報酬をゲット。騙されたと落ち込み、渋谷の街を彷徨うこうもり猫は、成り行きで仮装コンテストに出場。仮装した人間たちに応援されて気を良くし、ねずみ男に反撃にかかる。そこに鬼太郎たちが駆けつけバトルを繰り広げるのだが、夜明けとともに街からは人が消え、呆気にとられた隙をつかれ、あっさりとダウンしてしまう。

「どうして……」と状況を掴めないこうもり猫に、猫娘は「祭りの時間は終わったの。あの人たちは今日からまた真面目に働くのよ」「日本のハロウィンってそういうものだから」と冷めた一言。こうもり猫はおとなしく城に帰っていくというストーリーとなった。

　昨年放送の第30話「吸血鬼のハロウィンパーティー」でも、「ハロウィン爆発しろ」「ほんのちょーっと前まで、誰もハロウィンに興味なかったくせに」「商業主義の産物！　単なるコスプレ大会！」「ナンパはウザいし、道も混む。大っ嫌い！」と荒ぶり、鬼太郎に「ハロウィンに親でも殺されたみたいな勢いだな」とツッコまれていた猫娘。ねずみ男も同じよう発言をし、痛烈なハロウィン批判を繰り広げていた。

　視聴者からは「猫娘と同じ事を思ってたwww　ハロウィン爆発しろ」などと反響の声が寄せられていたが、「今年も猫娘さんがハロウィンをぶった切り」「渋谷ハロウィンに対して国民が思ってる事を代弁してくれたw」「ハロウィン回の猫娘は最高」「本当社会風刺だな、このアニメ」と、今年も多くの人から共感を集めたようだ。

　猫娘といえば、毎年子供や若い女性に人気のある定番のハロウィンコスチュームのひとつ。「ハロウィン爆発しろ！」と言っている彼女が、さまざまな人たちにコスプレされているのは何とも皮肉な話だ。来年また猫娘の口から「ハロウィン爆発しろ！」が飛び出すことがないよう、特に渋谷で仮装する人たちには今年こそルールを守って楽しんでもらいたいところだ。