『ゲゲゲの鬼太郎』27話、ゲゲゲの森に浮上した移民問題が話題 「社会風刺がいつもよりシビア」

『ゲゲゲの鬼太郎』27話、ゲゲゲの森に浮上した移民問題が話題 「社会風刺がいつもよりシビア」の画像1
「ゲゲゲの鬼太郎」(第6期)公式Twitterより

 10月7日に、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」の第27話が放送された。ゲゲゲの森で巻き起こる“移民問題”が話題になっていたので、ネット民の声と共に内容を紹介していこう。

 第27話「襲来! バックベアード軍団」では、ゲゲゲの森に見慣れぬ妖怪たちの集団が現れる。彼らは祖国を離れ日本に漂着した妖怪で、代表の耳長は「恥を忍んでお願いする。どうか我々をこの森に……」と移住を申し出た。心優しい鬼太郎たちは異国の妖怪を暖かく歓迎し、「好きなだけここで暮らせ」と移住を許可する。

 耳長たちは歓迎のお礼と言いながら祖国の名物料理をふるまうが、見慣れない不気味な料理にねこ娘はドン引き。しかし鬼太郎は「国が違えば食文化が違うのは当たり前だ」とねこ娘を諭し、器の広さを見せた。その後思い思いの生活を始める妖怪たちだが、憂さ晴らしのお祭り騒ぎが夜中まで続き鬼太郎たちは寝不足に。川の上流で小便をする妖怪や竹林を喰い荒らす妖怪も現れ、日本の妖怪たちは痺れを切らしていた。

 鬼太郎が迷惑行為を注意しに行くと、耳長は「受け入れることができないならはなから移住など許可すべきではなかった」と逆ギレ。話し合いは平行線をたどり、ゲゲゲの森は日本妖怪と移民妖怪で完全に分裂してしまう。

 移民問題という現代的な問題に直面したゲゲゲの森には、ネット上からも驚きの声が続出。「リアルすぎる社会問題だな」「文化が違うって難しい……」「異文化コミュニケーション大失敗してるじゃないか!」「社会風刺がいつもよりシビア」と、鬼太郎ファミリー同様困惑する声が相次いでいる。

 妖怪たちが森を巡って口論を続けていると、耳長が持ってきた宝石が魔女の女の子・アニエスに変身。彼女を追ってきた狼男・ヴォルフガングも現れ、その場にいる全員を巻き込んだ戦闘が始まってしまう。ヴォルフガングは耳長たちから故郷を奪った張本人で、移民妖怪たちは一丸となって彼を攻撃。だが圧倒的な力の差で返り討ちにあってしまい、移民妖怪たちは全員殺されてしまった。

 なんとかヴォルフガングを追い払った鬼太郎ファミリーは、耳長たちのために墓を立てて弔う。「もう一度話し合いをしていれば……」と後悔する鬼太郎には、「これは後味悪いな」「鬼太郎は悪くないよ……」「誰も恨まない鬼太郎の優しさが泣ける」と慰めの声が相次いでいる。

 ヴォルフガングをはじめとするバックベアード軍団に目をつけられてしまったゲゲゲの森。悪意をもって襲い来る異国の妖怪たちをどう迎え撃つのか、今後の展開からも目が離せない。

『ゲゲゲの鬼太郎』27話、ゲゲゲの森に浮上した移民問題が話題 「社会風刺がいつもよりシビア」のページです。おたぽるは、アニメ作品レビューの最新ニュースをファンにいち早くお届けします。オタクに“なるほど”面白いおたぽる!

- -

人気記事ランキング

XLサイズ……
XLサイズって想像できないだけど!!