「エログロ」漫画広告が野放しの謎? 朝日新聞の記事にツッコミの嵐

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イメージ画像/Photo by Andri Koolme from Flickr

「エロい広告が出るのは、あなたがエロいからなのか?」

『朝日新聞』ネット版に掲載された記事をめぐって様々な意見が交錯している。渦中の記事は10月10日に配信された『「エログロ」漫画広告、野放しの謎 露骨で不快…対策は』というもの。

 この記事では「スマートフォンでアプリやサイトを見ていると、電子コミックの広告が不意に飛び込んでくる。露骨な性描写や残虐な内容でサイトへと誘う」として、その謎に迫るとしたものだ。有料配信部分の引用は避けるが、無料で読める部分でも「芸能ニュースのまとめサイトをスマホで見ていると、電子コミックの広告が何度も出てきた」として「怒りに満ちていた」女性の声を紹介している。

 この部分が様々な議論のネタになっているのだ。すでに広く知れている通り、こうしたネットの広告はターゲティングを行って表示されている。技術的な側面は様々なサイトで解説されているので、そちらに譲るとして法律に反しない上で閲覧者の嗜好などを分析して表示しているわけである。

 ただ、それもあくまで大ざっぱな分析にすぎない。ようは「芸能まとめサイトを見ているヤツはこんなのが好きに違いない」として、そうした広告が表示されるわけである。もちろん、完璧ではないわけで本人にとっては不快な広告が表示されることもあるわけだ。

 なので本人がエロくないにしても「まとめサイトとか見ているから」表示されるということは否めない。結局は、そうしたサイトをみることを止めるか、広告をブロックする設定やアプリを導入するのどちらかである。

 そして、こうした広告も止むことはない。なぜなら、記事に登場しているような「なぜこんな広告が放置されているのか疑問。不快でなりません」なんて人はむしろ少数派である。

 昨今、多くの女性が話題にしているネットで一話ごとに切り売りしている胸糞系マンガは、だいたい入口がネット広告という場合が多いのだ。なんだかんだと、不快なあまりに広告をクリックして、マンガを読み耽っている人のほうが多いのである。昨年ヒットした胸糞系マンガ『ゴミ屋敷とトイプードルと私』なんて、ヒットの要因は確実にネット広告である。

 不快など思っている暇があれば「これはどんなものか」とクリックしてみる好奇心を養ったほうがいいんじゃなかろうか。そうでなければ枯れて人生が終わるだけだ。ただ「×」が消しにくい広告だけはイラつくからやめろ。
(文=大居 候)

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