「ViVi」自民党とのネット広告だけじゃない。盗作本でも出版を強行――批判は全力で潰しにかかる講談社は腐敗の極み

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「ViVi」公式デジタルマガジンより

 講談社の崩壊が始まっている。

 いま、非難の集中砲火を浴びているのは、女性向けファッション誌「ViVi」のオンライン版が自民党とコラボした記事だ。これは、公式Twitterで「みんなはどんな世の中にしたい?」と投稿。「#自民党2019」「#メッセージTシャツプレゼント」の2つのハッシュタグをつけて自分の気持ちをつけて投稿するキャンペーン。取材に対し、講談社は政治的な背景や意図を否定するが、広告だからと権力におもねるような企画を誰も止めなかったことに出版業界では唖然とする者も多い。

 今年に入ってから起こった、講談社の崩壊をまざまざと見せつけられる騒動はこれだけではない。4月に刊行された北条裕子の小説『美しい顔』をめぐる問題には、だんまりを決め込んでいる。これは昨年5月に同社主催の群像新人文学賞を受賞し芥川賞の候補にもなった作品。ところが発表直後、複数のノンフィクションからの剽窃が指摘され問題となっていた。

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北条裕子『美しい顔』

 だがこの問題が解決されないまま、講談社は参考文献を掲載することなく出版を強行したのである。

 これに対して著作を剽窃された金菱清・東北学院大学教授は協議も一切ないままに、改訂稿が講談社から送りつけられてきたことをTwitterで告白。講談社が問題の解決を見ないままに出版を強行したことが判明している。

 しかも、こうした指摘に対して講談社はなりふり構わないスキャンダル隠しに奔走している。この問題を取り上げた業界誌に対して、広告出稿の引き上げという圧力をかけているのである。

 そんな脅しを受けたのが業界誌を発行する株式会社出版人。同社は会員誌『出版人・広告人』やメールマガジン「文徒」など出版業界人向けの媒体で知られている会社。決して、一般には知名度の高くない業界誌の発行元に脅しをかけるあたり講談社が『美しい顔』をめぐるスキャンダルを、業界内にも隠したいという感情が見てとれる。

 同社の編集人・今井照容によれば講談社が圧力をかけてきたのは、メールマガジン「文徒」で上記のツイートに言及した直後だったという。

 4月9日に配信した直後、今井に講談社の広報室長・乾智之から電話があった。今井によれば乾は、なぜ広報室に取材をしなかったのか。事実無根で名誉毀損だと激しい口調で詰め寄ったという。だが、今井がどの部分が間違っているのかとたずねても、まったく明瞭な回答はなかったという。

 電話の後、今井は講談社常務取締役の渡瀬昌彦にスマホでメールを送信。そこでも渡瀬は「金菱氏の言説は事実と異なるもの」とメールを返信してきたのである。

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 この時点で講談社側の発言は二転三転していた。というのも『美しい顔』発行に先立つ4月4日に『群像』編集部名義で発表されたお知らせには「各位からのご指摘を真摯に受け止めて文献の扱いについて熟慮し、文献編著者および関係者との協議と交渉を経て、著者自身の表現として同作を改稿いたしました」と記されているのである。

■『美しい顔』刊行についてのお知らせ
https://www.kodansha.co.jp/upload/pr.kodansha.co.jp/files/pdf/2019/20190404_utsukushiikao.pdf

 もし金菱のツイートが協議の事実に反するならば反論すればよいのに、講談社はそれをも忌避しているのである。

 翌4月10日になり、今井の元に乾広報室長からのメールが届く。そこには、4月11日の吉川英治文学賞の式典への来場を拒否する旨の通達が記されていた。さらに4月11日には、役員会の決定として『出版人・広告人』への広告出稿を停止する旨が送られてきたのである。

 ここに登場する面々はいずれも知らない仲ではない。それが突如のサラリーマン根性丸出しの恥知らずな行動に出たことに、今井は怒りを隠さない。

「講談社は自社の面子のためだけに『美しい顔』の出版を強行しただけ。これで作家も潰してしまっている。『群像』は過去にも剽窃をめぐる問題を起こしているのに……」

 ある出版関係者からは、こんな話も。

「講談社の役員クラスだと年収2,000万円はくだらない。サラリーマン人生の中で剽窃で出版できなかったという汚点を残すよりも、無事に出版できたという形にして、もうしばらく椅子に座っておきたいよね」

 自民党とコラボだけじゃなく、講談社はすでに崩壊へと突入していた。

(文=K・Y生)

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