「もはやテニスではなくテニヌ……」 インフレ化がハンパない作品3選

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アニメ『新テニスの王子様』公式サイトより

 強敵を前にして主人公が成長するのはアツい展開だが、次に出てくる敵はもっと強いのが漫画の常。問題なのがパワーの“インフレ”で、たとえば『テニスの王子様』(集英社)はインフレっぷりがよく話題に上がる作品だ。

 主人公・越前リョーマの初期技「ツイストサーブ」は、通常の逆回転をかけたサーブで返球しにくい軌道を描く技。またリョーマの先輩・乾貞治も相手のデータをもとに戦術を組み立てる「データテニス」という技術を披露している。驚くべき技だが、まだ原理の説明ができる範疇といえるだろう。

 しかし物語が進むと、人間1人が観客席まで吹き飛ぶ超威力の技や複数人に分身する技が登場。極めつきに相手のボールをすべてアウトにしてしまう技が出てきたことで、ファンからは「テニプリはテニスじゃなくて、テニヌだから」と温かいまなざしを向けられている。

 今回は『テニスの王子様』のように、インフレ化がハンパない作品をご紹介していこう。

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