【インタビュー後編】

オタ友と解釈違い警報発生! どうすればお互い幸せなのか? カウンセラーに聞いた!

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 日刊サイゾーではモラハラ夫として妻に去られた経験から回復し、現在は日本家族再生センターでカウンセラーとして被害者、加害者双方の支援活動を行っており『DVはなおる 続』(ジャパンマシニスト社・味沢道明著)の共著者でもある中村カズノリ氏に4回にわたってインタビューを行ってきた。

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『DVはなおる 続 被害・加害当事者が語る「傷つけない支援」』(ジャパンマシニスト社・味沢道明著)

【参照記事】
モラハラ夫だった僕がそれに気づくまで――「加害者の共通点」とは
モラハラ夫だった僕がそれに気づくまで――「加害者と被害者の共通点」
モラハラ夫だった僕がそれに気づくまで――解決に向けた手掛かり(前編)(後編

 今回はこちらのスピンオフ企画ということで、自身も音楽サークルでコミケには毎回作品出品するという中村氏に「オタ友との解釈違い」についても解説してもらった。

 

 

 

■自分が大好きなキャラクターがオタ友の地雷だった、という場合

――こちらのインタビュー前編では中村さんに「地雷持ちのオタクとDV、モラハラ、虐待加害者の共通点」についてお話を聞きました。今回は「オタ友との解釈違い時の対処法」をテーマにお話を伺えればと思います。

 同じものを好きな「同好の士」であるオタ友は、非オタの友達関係よりもぐっと急速に仲が良くなるケースもありますよね。一方で「同じ作品」は好きでも、オタ友の好きなカップリングや推しキャラは自分にとっては地雷、というような「ずれ」が出てくることも多々あります。ネットでしか知らない人と違い、リアルなオタ友はなかなかミュートやブロックもしづらいですよね。

中村カズノリ氏(以下、中村) 我が家にもそんな解釈違いがあります。僕は『コードギアス』の主人公、ルルーシュが好きですが、妻は大嫌いなんです。

――その場合、中村家においてコードギアスや、キャラクターのルルーシュはどういう扱いになるのでしょうか?

 このような選択肢が浮かびますが……。

①コードギアスの話自体をしないという紳士協定が結ばれている
②コードギアスの話をしても、ルルーシュについてはふれない紳士協定が結ばれている
③お互いのルルーシュの解釈のずれについても、結構普通に話す

中村 今は選択肢①②が暗黙の内に結ばれている気はします。

 そこに至るにおいて、お互いがルルーシュを好きな理由、嫌いな理由についてかなり時間をかけて語り合いましたね。

――しかし「話し合い」は、お互いそうしたい、と思える人の推奨ルートであって、万人向けではないですよね。私は個人的にはやりたくないなあと感じてしまいます。

中村 はい。もちろん万人向けの手法ではないですし、これが「唯一無二の正しいルート」と言うつもりはありません。全ての、万人のオタクの人に対し確実に力を込めて言えることといえば「楽しいオタ活ライフを送ろう」ということくらいですよね。

――本当に、出発点であり帰るべきところは「楽しいオタ活」ですよね。

中村 なので、解釈違いについてオタ友と話しあうことが自分にとって「楽しいオタ活」と思えず、負担や無理に思えるようなら、やる必要はありません。

 解釈違いについてあえて触れたくないな、というときは「そういうとき」なのですから、自分の「好き」を最大限に大事にし、好きな人同士で付き合うといいのかなと思います。

――相手の推しが地雷すぎてつらいときは「敬して遠ざける」の姿勢が大切だと。

中村 無理に広がりを持とうとすること自体が、そもそもしんどいですよね。

 自分が許容できる範囲で、自分が余裕を持ててきたら徐々に広げたり、つらくなったら狭めたり、また余裕が出てきたら広げてみたりと、柔軟にやっていくのが良いと思います。

「自分と違う他人の意見、趣味、嗜好をどれだけ尊重できるか」というのは、心や身体のコンディション、ライフステージなどにも影響されるものですから。

――同じようなことを言われていても、こちらに余裕がなかったり、それこそ体調が悪かったりしたら受け流せずカチンときてしまうということは、何も題材がオタクのときに限らずありますよね。

中村 なお、もし両者が「話し合う」手段を選んだ場合気を付けないといけないことがあり、「相手に改宗を迫らない」「相手の意見に引っ張られすぎない」という2点です。

――歴史を見ても改宗や思想の押しつけの結果、悲惨な戦争が起き続けていますよね……。

中村 無理に改宗を迫っても関係が悪化する要因になってしまいます。相手の好き嫌いが覆るのを期待してはいけません。それよりもむしろ話し合いの目的は相手の好き嫌いを尊重することにありますよね。お互いの視点の角度や感じ方の違いについて知ることを新鮮に思うことが、話し合いの真の目的だと思います。

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