異世界モノの2.5次元化に男性オタクの反応は!? ちまたで話題のマサツグ様が舞台化!!

■男性向けの異世界舞台は今後はやる!?

 では、男性向けの2.5次元舞台は厳しいのか? 本舞台の関係者の中には逆に手ごたえを感じる者もいるようだ。

 都内の公共施設で行われている舞台の稽古にお邪魔すると、女性キャストを中心とした役者たちの元気のいい声が響いていた。本舞台はWキャストで総勢40名以上が出演するが、そのうち女性が36名を占める。

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「確かに作品の知名度に比して盛り上がりは物足りない印象はあります。ただ、今回の舞台を皮切りに、今後、異世界モノの舞台はどんどん作られていくのではないでしょうか」

 本舞台の演出を務める小森章氏は自信ありげに言う。その根拠はなんなのか?

「異世界モノは、だいたい剣と魔法の世界だから派手なんです。今回も殺陣があって、バトルが盛りだくさんで見ごたえがあります。また、異世界のキャラクターは個性が強いから、役者が演じていて面白いんですよね。同じセリフを現実世界のキャラクターがしゃべると違和感がありますが、異世界キャラなら普通。だからスケールが大きくて破天荒なキャラクターがたくさん出てくるんですよ。異世界モノと舞台の相性は抜群ですね」(同)

 また、出演する役者も、異世界モノの舞台化の面白さを語る。

「私は『小説家になろう』が好きで、順位の高い作品からチェックしていました。この作品も一時期、ランキングで総合1位だったから読んでいたんです。なろうの場合、主人公が最強で、異世界転生で強力スキルを授かるのが定番。この作品は、そのなろう小説の特性を極めすぎていて、主人公のマサツグ様が無双するんですね。そうしたら周りの美少女孤児たちが一斉に称賛するんです。この作品が“マサツグ様”と呼ばれているのは、それがゆえんです。そんなやりとりをリアルに三次元でやると、なんとも言えない絶妙な味わいがありますね(笑)」(秋子いをり)

「男性観客向けの異世界モノだと、カッコいい男性主人公がいて、その周りをかわいい女の子たちが囲みますよね。今回も出演者はイケメンと美少女だらけの眼福作品です! 同性から見ても、美少女孤児たちのやり取りを見るとかわいすぎて萌え死ぬぐらいです。だから男性、女性に限らず多くの観客が満足できる舞台になっていますよ」(石井未来)

 果たして、異世界作品は、小説や漫画、アニメのみならず3次元の舞台にも進出していくのか? 興味ある方はぜひ、5月8日から公演の本舞台をご覧いただきたい。
(文=萩本聖一)

2.5次元舞台『異世界で孤児院を開いたけど、なぜか誰一人巣立とうとしない件』
池袋シアターグリーン Box in Box
2019年5月8日 (水) ~2019年5月12日 (日)
チケットは、コリッチ、カンフェティ等のサイトで販売中
https://stage.corich.jp/stage/98086

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