「と学会」が結成25周年イベントを開催！　医療から映画まで、どんなトンデモが飛び出すのか !?

• ツイート
• 

「と学会」が結成25周年を迎えて、特別イベントを立て続けに行う

　世間にはびこる“トンデモ”に、鋭くも楽しくメスを入れ続けてきた「と学会」が結成25周年を迎えて、特別イベントを立て続けに行うという。その内容を、同学会の中心メンバーである漫画家の眠田直氏に聞いた。

――『トンデモ本の世界」シリーズでお馴染みの「と学会」さんも、今年で25周年だそうで。

眠田　そうなんですよ。著者の思い込みや無知やデタラメで、本来著者が意図したところとは異なる視点から楽しむことができる本、笑える本をみんなで見つけようという会なんですが、最近は書籍だけにとどまらず、トンデモな映画やアニメや観光地などを探しているうちに、いつの間にか25年経ってしまいましたね。

――なんでも、連続でトンデモ関係のイベントを開催されるとか。

眠田 「と学会結成25周年記念大会」は9月に目黒雅叙園でパーティー込みで大々的に行う予定なのですが、この夏休みにも小粒でピリリと効いたプレイベントを行うんですよ。

　まずは8月19日（19時～／参宮橋トランスミッション）に、五本木クリニックの桑満おさむ先生をお迎えし「トンデモ医学特別講座？　近年トンデモ医学の傾向」というトークショーを行います。これは巷にあふれるちょっとおかしな医学情報を「信じていいのか悪いのか？」について語っていただきます。

――特にネット上には、怪しい健康法とかありますものね。

眠田　その辺は質問コーナーとかもあると思いますので、桑満先生に直接聞いていただければ。

　翌日20日（18時30分～／参宮橋トランスミッション）には、「紙芝居の素敵な世界」をお送りします。

――紙芝居が懐かしいというのも、もう私たちより上の世代になってしまいましたが…

眠田　「紙芝居って親子連れ向け？」という方もいらっしゃるとは思いますが、そこは”と学会”のイベント、ちゃんとトンデモをご用意して皆様のお越しをお待ちしております。惜しくも2015年に亡くなられた紙芝居の第一人者・梅田佳声氏の息子さんである、梅田かずおさんが演じてくださるのですが、「親父と同じものはやらない」ということで、えりすぐったトンデモな紙芝居を持ってきてくださいます。

　例をあげると、これはニコニコ動画にアップされている「怪人ゴルダア」（http://www.nicovideo.jp/watch/1309827114）なんですが…。

――これは今観てもすごいですね！

眠田　25日（神田神保町のブックカフェ二十世紀）には、「トンデモ国際映画祭2017（TIFF2017）」を行います。「国際」と言ってもほんんどアジアなんですけどね。

――紙芝居の次は映画ですか。

眠田　はい、トークはこの分野のビデオコレクターとしては名高い大江・留・丈二さんとかに三匹さんなのですが、大江さんからは、昭和ライダー軍団と暗黒大将軍の偽物が闘う、夢のようなクロスオーバー「台湾版仮面ライダーX」、韓国版北斗の拳より1000倍貧乏臭い「台湾版北斗の拳」、韓国のキリスト教系カルトの極北「ハレルヤ祈祷院」の気違い宗教儀式ドキュメンタリーを、かに三匹さんからは、恐竜を大虐殺する残酷ロボットアニメ「宇宙人コブラ」。バッタモンヒーローが活躍する「スーパーバットマン」「ガンダグファイター」「我が友パワー５」「黒騎士ヒョンレと道化達」、どこか変なヒーロー「サンチョとドン・キホーテ特攻隊」「ファイティングマン」等の韓国特撮ヒーロー。また各種宗教団体が製作したアニメを厳選して紹介する宗教アニメを持ってきてくださいます。

――タイトルだけでもクラクラしてきそうです。

眠田　なお、いずれのイベントも司会は「と学会」運営委員の唐沢俊一が務めます。９月以降も名古屋に出張しての芸能大会。そして満を持して9月23日（祝）の本大会と続くわけですが、こちらの紹介はまた後日ということで。

※会場への地図や前売り券販売など、詳しい情報はこちらをご覧ください→http://www.togakkai.com/taisyou/