歯車の機能美と可愛いキャラがガッチリと噛み合うアニメ『クロックワーク・プラネット』、長澤剛監督インタビュー！

• ツイート
• 

――　電気だと、モンスター的な物がちょっとでてくるだけで。

長澤　だから楽曲の中でもエレキっぽいようなイメージの音は、実はNGという形にしています。制限された中で音楽を作らなきゃいけないので、すごく曲作りにも大変な思いをさせてしまっているんですが、でも凄くいいものが上がってきてますので。

――　ここに注目！　というオススメの見どころは？

長澤　まずはやっぱり目に飛び込んでくるビジュアル、時計と歯車にこだわった世界であるということをまず皆さんにお伝えしたいです。そしてナオトとリューズのドラマ。時計仕掛けの少女・リューズに対して、ナオトがいかにして彼女の感情を開いてゆくのか。また、歯車が壊れかけた世界を直していきたいというマリーに対して、ナオトがどういうふうに関わっていくのか。2つのドラマにぜひ注目してみていただければと思います。

――　最後に、長沢監督というと『這いよれ！ニャル子さん』シリーズの印象が強いファンも多いと思います。監督はクトゥルフ神話やTRPGがお好きだそうなので、『クロックワーク・プラネット』のような世界観、ティストもきっとお好きだろうし、相性がいいかなと考えたりしたのですが、いかがですか？

長澤　ああ、そうですね（笑）。TRPGは今でも大好きで、時間があればちょっと遊んだりしています。スチームパンクをモチーフにしたTRPGというのは結構連綿とありまして。20年ぐらい前からずっとそういった系譜が続いてきているんですよね。最近でも、新作でそういったスチームパンクをテーマにしたTRPGが発売されておりまして。しばらくはもうちょっと家にも帰れないぐらい忙しいんですけど、機会があればそういったゲームもぜひ遊んでみたいんですけどねぇ。

　そういったものの一つとして、もし『クロックワーク・プラネット』の世界観で遊んでもらえることがあれば、ぜひ楽しんでもらえるといいなと。

　僕自身は、慣れ親しんだ「クトゥルフ神話TRPG」のルールで、時計技師をモチーフにしたシナリオを自作してコンベンションに持っていって遊んだこともあります。探索者が時計技師を演じる話で、時間と時計に関する邪神が登場するという……　実際に懐中時計を小道具に使ったりなんかして。こっそり原作を読みながら（笑）。そういったいろんな遊びで視野を広げられるのは大事ですから――言い訳ですけど（笑）。

■『クロックワーク・プラネット』
・公式サイト　http://www.tbs.co.jp/anime/cp/story/
・放送情報
　TBS　毎週木曜日深夜25時58分～
　BS-TBS　毎週土曜日深夜25時～
　TBSチャンネル1　毎週日曜日深夜25時～（4月16日より）

・配信情報
Gyao!、dアニメストア、softbankアニメ放題、U-NEXT、バンダイチャンネル、HULU、
　auビデオパス、FOD、dTV、ゲオチャンネル、ニコニコチャンネル、楽天Showtime、　
　ビデオマーケット、PlayStation(TM)Video、TSUTAYA TV、DMM.com

（C）榎宮祐・暇奈椿・講談社／クロプラ製作委員会

 
• 前のページ
 
• 1
 
• 2
 
• 3
 
• 4
 
• 5