歯車の機能美と可愛いキャラがガッチリと噛み合うアニメ『クロックワーク・プラネット』、長澤剛監督インタビュー!

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―― 最近のライトノベルだとキャラクターが増える傾向のイメージがありますが、『CWP』では主要キャラが意外と固定されてます。チームワークや掛け合いが非常に重要になると思います。

長澤 それは非常に大事です。本作はそれがとてもいい形になっていると思いますね。役者の皆さんは自分のキャラクターをよく掴んでいるし、掛け合いも密ですし、現場の雰囲気もいいですね。演技が最初からはまっているので録り直しも少ないし、「いいね!」という感じで楽しく聞かせていただいております。

―― 各キャラクターを描く時に注意されているポイント、この子たちのここをぜひ観てくださいというオススメポイントは? 

長澤 主人公のナオトからして、人間の女の子は愛せない、オートマタの女の子しか愛せないというなかなか癖のある男の子。見てくださる方に共感してもらいやすいのか共感できないのかわらかないんですけど(笑)。

 共感できる方はもちろんですが、幅広い方に観てほしいし、応援してもらいたいと思っています。嫌われにくいキャラクターにしたいなっていうのが一つありましたから。受け入れてもらい辛いかもしれないけど、せめて嫌われないようにしたいなと。南條さんが凄くはまってるんだろうなと思います。

 ナオトは、最初は自信がないキャラクターなんです。自分が特別な力を持っていることに無自覚で、それが普通のことだ思っているけれども、マリーやリューズに引っ張られて、自分が知らなかった世界を知っていく。

 物語の中でマリーたちが考えている世界と自分の考えている世界中は違うことを知り、だからこそ自分の見ている世界を、マリーたちにも見てもらいたいと考えるようになる……そういったナオトの変化を見てもらえるとうれしいですね。

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―― そのマリーはどんなキャラクターでしょうか?

長澤 サブヒロインっぽく見えますが、彼女も実は主役、ナオトと彼女の2人で1人の主役と考えています。マリーはナオトと対比されるようなキャラクターで、ナオトは高校1年生で、どちらかというと落ちこぼれ気味の男の子なのに対して、マリーは名門の時計技師の家に生まれて英才教育を施されていて。

 ブレゲ家という名門で、歴代でもまれに見る天才時計技師。子どもの頃からお前はこの時計でできた世界を守っていくんだと教育されて、すごく正義感と責任感のあるキャラクター。

 その責任感からか、「私はこういうことをしなきゃいけない」「あんたたちは何でそれができないの」というように、周りに対してちょっとイラっとするような部分もあったり、強気に出ることも多いんですけど。

―― ありがちなお嬢様キャラっぽい設定ですけど、一昔前の少年マンガの主人公のような熱いところがあるキャラクターですよね。

長澤 男勝りな力強いキャラクターですけど、ナオトと同じ16歳の女の子。甘いキャンディーとかが好きで、女の子らしい部分も出していければなと思っています。また、マリーがナオトを引っ張っていくのが当初の形ですけど、先々、ナオトがマリーを引っ張っていく展開も出てきますので、そこも楽しみにしていただければ。

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