『エロマンガ先生』2話 女子中学生はみんな、お●ん●ん大好きです(女子中学生談)

――ライトノベル作家の高校生と、イラストレーターの妹が繰り広げる業界コメディ『エロマンガ先生』。ライトノベル原作のアニメが大好物のかーずSPが全話レビューします。 *第1話レビュー

『エロマンガ先生』2話 女子中学生はみんな、お●ん●ん大好きです(女子中学生談)の画像1『エロマンガ先生』公式サイトより

 ライトノベル作家の和泉正宗(いずみ まさむね/演:松岡禎丞)には、引きこもりの妹・和泉紗霧(いずみ さぎり/演:藤田茜)がいる。ネット配信の事故で、紗霧が自分の作品のイラストレーター「エロマンガ先生」であることを偶然知ってしまう。一年ぶりの再会と、楽しく絵を描く妹の意外な一面を垣間見て、うれしくなる正宗であった。

 去年は『NEW GAME!』や『フリップフラッパーズ』を手掛けた竹下良平監督、『ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った?』『紅殻のパンドラ』の脚本を手がけたシリーズ構成の高橋龍也。アニメ−ション制作はA-1 Picturesである(公式サイト)。なお、キャラクターデザイン・監修は原作小説の挿絵を描いているかんざきひろ=織田広之自らが担当。

■開始2分で「お●ん●ん」連発プレイ


 不登校の紗霧を学校に通わせるために、クラスメイトの神野めぐみ(じんの めぐみ/演:木戸衣吹)が自宅を訪問してきた。だけどめぐみもヘンな子で、初対面なのに正宗に対しての距離が近い。

「あたしと同じくらいの歳の女の子はみんな、 お●ん●ん大好きです!」

 神野めぐみの爆弾発言。深夜アニメの睡魔が襲ってくる時間帯に、“お●ん●ん”の一言でガツンと目が覚めました。へ、へー。知らない間に女子中学生ってそんなに進んでるんだ。もしかして中学の時に片想いしてたあの子も……(鬱)。

「お兄さんのお●ん●んは使い物にならないですね」

「お●ん●ん、大好きですけど!」

 19歳の声優・木戸衣吹さんに「お●ん●ん」連呼させてます。どんなプレイなんだ……ご馳走様です。

 めぐみの攻撃はさらに続く。居間のソファで隣同士に座り、キャバ嬢ポジションから正宗に迫る。女子中学生にして男の扱い慣れすぎでしょう。ほんとにお嬢さん、お●ん●ん好きなのかな?(セクハラ)
 紗霧は、めぐみの来訪に不愉快すぎてドッタンバッタン。手足を暴れさせて駄々っ子のようにイヤイヤする。これも原作の一人称視点では見えなかった一面。紗霧はどんなに怒っていても可愛いのだ。そしてめぐみは語る。

「友達がいれば、別にネットとかパソコンとか、いらなくないですかぁ?」

「えーっ? 学校で友達とおしゃべりしてた方がずーっと楽しくないですかぁ?」

 楽しくねーーーっ!! リア充パワーに圧倒されて、キレる引きこもり。どさくさに紛れてめぐみは紗霧のケータイ番号もゲットしました。ファーストコンタクトは、めぐみの圧勝。アムロとシャア並みに分かり合えない二人が仲良くなる日は来るのか?

■高橋未奈美の演技力


 Bパートは正宗の仕事パート。打ち合わせのために出版社を訪れると、赤いロリータファッションの美少女が担当編集と口論している。
 他社の人気ラノベ作家・山田エルフ(やまだ えふる/演:高橋未奈美)だった。しかもエロマンガ先生を引き抜くと豪語。「売り上げは正義よ!」と言い切るエルフ。正宗は痛いところを突かれて危機感を覚える。

「私以外の全ラノベ作家がカスとなったわ」

「つまり、私こそがラノベ業界の救世主。否、私がライトノベルよ!」

 上から目線でずっとまくしたてるエルフ。原作でも人気キャラの山田エルフは、見た目通りの騒がしい女の子だ。演じるのは高橋未奈美。前のクールで『小林さんちのメイドラゴン』のルコア役をやっている。ルコアはおっとりしていて、喋りもスローテンポのお姉さんだった。それが『エロマンガ先生』では早口かつ甲高い声でまくしたてる少女を演じていて、同一人物が演じているとは信じられない。高橋未奈美の演技力に唸った、エルフの初登場シーンだ。

 その夜。正宗が自分のパンツを洗濯してることをバラされた紗霧は、

「これからは、自分の下着は、自分で洗うから。兄さんは、絶対に触らないで」

 消え入るような声で、恥ずかしげに告げる紗霧。第二話から初お目見えしたエンディングムービーは、洗濯機の横で可愛らしく踊る紗霧。ちゃんとオチと繋がってた。

(文/かーずSP

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