次々襲いくる食(パン)テロ！　監視されてもジーンとニーノの友情は不滅!?　アニメ『ACCA13区監察課』第5話レビュー

• ツイート
• 

■熱い友情、プライスレス

　さて、ジーンはというと、次の視察先であるビッラ区へ。『ACCA』といえば、食テロのほか、13の各区それぞれACCA局員の制服が違うことも魅力の一つ！　13区イチ寒いというビッラ区の制服は、真っ黄色のベンチコートに、赤と白のシマシマのマフラー＋耳あてという防寒着でした。このド派手な制服に身をつつむジーン、ちっちゃい子どもみたいでかわいい！　バードンの制服はかっちりとしているので、そのギャップもよきでした～！

　視察のほうは、前回のスイツ区のように大きな事件はありませんでしたが、なんと、ニーノによる監視がジーンにバレてしまいました。その夜ニーノは誰かと電話中。「知られたのなら仕方ない」「これで君の役目が終わったわけでなはい」「友人ニーノという立場から形を変え、続けていくだけだ」と声をかけられますが、よほどショックだったのか、ニーノは死んだ魚の目のままフリーズ。その悲壮感たるや……。

　電話の相手は、ジーンを監視するように指示したグロッシュラー長官ではなさそうだし、一体誰なんでしょう。前話でも、ジーンのマンションの大家さんと怪しげな会話をしていたけど……。“友人ニーノという立場から形を変え”って、なんか裏がありそうだし、やっぱり2人は“ただの友達”ってだけじゃなかったのかな……。

　でも、スイツ区で暴動騒ぎに巻き込まれたとき、ニーノが助けてくれたことに気付いていたジーンは、「今までにも似たことが何度もあった気がする」とニーノを咎める様子もなく、「お前は根っからの巻き込まれ型ってことだ」というニーノに、「たぶんお前はさぁ、ニーノ。そんな俺をさらに陥れようとか、そういうのとは違うと思うんだ」「だからいいよ、いつか俺に話せる時が来たら聞かせてくれ」と、男前過ぎる優しさを見せるのです。

　そしてどうやらニーノがジーンを監視していたのは、ACCAの務めではないみたい。「じゃあ何!?」ってツッコミたくなりますが、ジーンは、「戻ったらロッタに美味いもん食わせに行かなきゃならない。お前も付き合えよ？」っていたって普通に振舞い、バードンへ戻った後は、約束どおりロッタちゃんと3人で食事に。2人の友情も、「みんなで食べるとよけいおいしいねっ！」って無邪気に言うロッタちゃんも、何もかも尊い……（感涙）

　ちなみに、毎度恒例、ニーノの次回予告のナレーションは、「お前はほんといい加減なやつだ。でも、お前でよかった」（CV:津田健次郎のイケボ）と、今回はヤンデレ度数低めだったことを報告しておきます。
（文／ICHIGO GYUUNYUU）

 
• 前のページ
 
• 1
 
• 2