ゲスト・中村悠一“遺言”読みにしんみり! 責任なすりつけで同士討ちの熱血展開!【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】

『魔法つかいプリキュア!』公式サイトよりABC朝日放送『魔法つかいプリキュア!』公式サイトより

魔法つかいプリキュア!』(以下『まほプリ』/テレビ朝日系)をオタク目線で毎週追っかけてお伝えする、【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】。12月18日放送の第45話「想いは時を超えて…! 友情のかたち!」は、オルーバ(声:杉山紀彰)から告げられた闇の魔法の真実に、ドクロクシーの幹部たちが反逆するというシリアス展開回。

 舞台はナシマホウ界で、みらい(声:高橋李依)、リコ(声:堀江由衣)、ことは(声:早見沙織)が可愛らしい冬服にチェンジ。さらに魔法学校の校長(声:内田夕夜)と合流し、ことはが「みんなポカポカになーれ」と、屋外でこたつを召喚してみんなでぬくぬくする、端から見るとカオスな状況……。

 校長はこたつに入りながら、後にドクロクシーになってしまったかつての同級生・クシィを回想。ドクロクシーの声はマスターアジアな秋元羊介さんだったから、クシィもそんなダンディな声なのかなと思っていると、「私にかまうな」というセリフながら、若き日の回想シーンではずいぶん爽やかな声……って、中村悠一さんじゃん! 無駄に豪華!!

 こたつが引き寄せたのか、前回復活したドクロクシーの幹部・バッティ(声:遊佐浩二)までも現れ、しんみりと思いで話を交わしていると、そこをオルーバとともにスパルダ(声:小林ゆう)、ガメッツ(声:中田譲治)が襲ってきて、早速プリキュアたちと戦闘が始まる。

 その場ではオルーバがドクロクシーの研究していた闇の魔法を解説。要するにマザー・ラパーパに封印されたデウスマストの眷属が後に完全復活するため、その下準備のために生み出されたもの。ドクロクシーの幹部は副産物だったらしくバッティは「われらの誕生が仕組まれていた……」と、同情したくなるような嘆きを口にする。

 逆に、スパルダは隙を突いてオルーバが持っていたドクロクシーの闇の本を奪取し、「だからなんだってのさ、私は私のために闇の世界を作るそれだけさ!」とタンカを切り、ガメッツも「力を信じて生きるのみ。それを笑うならば覚悟せよ!」と、華麗に反旗を翻す。これにオルーバは、「そもそも君らの主がプリキュアに邪魔されたお陰で眷属の復活は中途半端。この僕自ら手を下すハメになったんだ」と、変身し、メガネも外してイケメンな素顔を晒した上で、激突!

 とはいえ、スパルダさんもガメッツさんも、オルーバの召喚したドンヨクバールにすら勝てず、果ては元のクモとカメに戻されてしまう。あまりにも不憫すぎぃー! そこにバッティが「我らの生き様、茶番などと言わせるものか!」と割って入り、スパルダ、ガメッツ、ヤモー、さらには“ドクロクシーっぽい何か”まで巻き込んだ4体合体のヨクバール召喚を成功させ一矢報いる熱血な展開! しかし、このヨクバールVSドンヨクバールの戦い、どこか劇画風で、東映のタイガーマスクWの“波動”を感じる作画だったような……。

 ここまでのくだりオルーバがキュアフェリーチェを「マザー・ラパーパの力を継ぐもの」と、結構重要なことを伝えたのみで、プリキュアたちは置いてけぼり。思い出したように、オルーバがプリキュアたちへ牙を向けたが撃退され、消滅間際「闇よ広がれ!」と、何かの冥土の土産を残して退場。オルーバがラスボスと予想していただけにちょっと意外な展開だった。

 ラストはドクロクシーの闇の本を手にした校長が再びクシィを想う。クシィはその1ページ目で校長宛に“遺言”を残し、「研究の果てにどうなろうと、君を巻き込むことだけはしたくなかった」と、真意が。ここの中村さんの演技が心に来るもので朝からしんみり、そして腐女子にはたまらないであろう友情ドラマを見せつけたのだった……。

 45話はしんみりとしたお話となったが、次回は25日に合わせてクリスマス回らしく、“永遠の17歳”こと井上喜久子さん演じるベニーギョのミニスカサンタ服カットが! 一体どんなクリスマスとなるのか楽しみに待ちたいところだ。
(文/ティエリア88)

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