逆襲のスパルダさんで小林ゆう“画伯”が敗者復活! 東映魔女っ子レジェンド声優たちが登場!!【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】

1612_mp43.jpgABC朝日放送『魔法つかいプリキュア!』公式サイトより

『魔法つかいプリキュア!』(以下『まほプリ』/テレビ朝日系)をオタク目線で毎週追っかけてお伝えする、【まほプリ(ほぼ)全話レビュー】。12月4日放送の第43話「いざ妖精の里へ! あかされる魔法界のヒミツ!」は、前人未到の妖精の里に足を踏み入れたみらい(声:高橋李依)たちが、妖精の里の女王さまから世界創世に関する秘密を明かされたり、ことは(声:早見沙織)に異変が生じたりと、ストーリー面で大きく動いた1話となった。

 前話ラストでリンクルストーン・アメジストの力により、願った場所に行ける『開かずの扉』が出現。その先は、チクルン(声:ニーコ)の故郷である妖精の里につながっていた。その景色を見たことはは「……おや!? ことはのようすが……!」という感じで、8等身のまま、キラキラ期のミニマムサイズのような妖精へと変化してしまう。

 そしてチクルンを心配していたという妖精の里の女王が登場。勝手に妖精の里からいなくなったことには激おこで、「愛のチクチクですっ!」と、チクルンを突っつき回すという“ご褒美”が! しかも、チクルンにはいなくなったことを心配してくれていたカワイイ幼馴染っぽい女の子まで……ぐぬぬ、羨ましすぎぃ!

 ここで、ことはが前々から言ってた『花の海』の話題を出すと女王は4代前のレジェンド女王を紹介。レジェンド女王が長々と語った昔話をまとめると、かつて人、動物、精霊たちが仲良く暮らす「花の海」があり、その『世界を覆う大きな樹』とともにマザー・ラパーパなる者が守護していたという。

 そこにいきなりデウスマストとその眷属(数えたら12体もいた!)が現れ、激戦の末、眷属を全員封印した上、デウスマストも宇宙の彼方へ葬る。しかしその戦いで傷ついたマザー・ラパーパの寄り代『世界を覆う大きな樹』と、地面が分離。それが魔法界とナシマホウ界の成り立ちになった……という、いきなり壮大すぎる創世記の話をされ、理解するのに録画を何度か見直してしまうほど。ラパーパ様がはーちゃんに似ているのも気になる……。

 一方その頃、敵のオルーバ(声:杉山紀彰)はドクロクシーが残した本の解読を終え、そこへどっかで見たようなクモがトコトコとやってくる。そのクモをオルーバが闇の力で具現化。それは“画伯”こと小林ゆうさんが演じていたドクロクシーの幹部・スパルダさんが復活! スパルダさんは“お礼参り”とばかりプリキュアたちを粛清するため逆襲に打って出る。

 しかし、悲しいかなスパルダさん、16話で退場したため浦島太郎状態。ことはが元の人間サイズに戻ってキュアフェリーチェに変身することに「なに!?」と衝撃を受けたり、一世代前のヨクバールしか召喚できないポンコツぶり。この27話の間に起こっていたプリキュアたちのパワーインフレに手も足も出ず、ヨクバールをあっさり撃破された上、自身まで葬り去られてしまう。画伯、せっかくの復活なのにスポット登場やったんか……と、残念に思っていたところ、本体のクモは生存したため再生させ、首の皮一枚といった感じでレギュラー復活した。

 実はこの回、よくよく調べてみると妖精の里の女王の声は演じたのは1989年のTVアニメ『魔法使いサリー』でサリーちゃんを演じた山本百合子さん。さらにレジェンド女王は69年のTVアニメ『ひみつのアッコちゃん』のアッコちゃんを演じた太田淑子さんと、まさに“東映魔女っ子シリーズ”のレジェンド声優が登場していた歴史的1話であったのだ。

 なお、この回でチクルンは妖精の里に戻り涙のお別れ。ここでのモフルン(声:齋藤彩夏)が、ますますヒロイン力の高いセリフと、最終回はなんか涙腺崩壊させられそうな予感が……。それと、次回予告には中田譲治さんが演じてたガメッツさんもチラリと映り込んでいたりと、なんか終盤でうれしい敗者復活戦の様相。きっとキャラクターたち勢ぞろいでクライマックスまで突っ走るのだろう。
 (文/ティエリア88)

モエオチ!

モエオチ!

画伯の出番がまだありそうでよかった

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