風刺ゲームシリーズ完結！ トランプ次期大統領が“プッシーをつかむ”パロディゲームが公開！

• ツイート
• 

　トランプ新大統領誕生という衝撃的な結末を迎えた米大統領選――。選挙戦に寄り添うかたちで話題のパロディゲームを公開してきた「GOP Arcade」だが、選挙日の直前に本企画最後のブラウザゲームをリリースしていた。

「GOP Arcade」より。

■“プッシーをつかむ”パロディーゲームが登場

　米大統領選に関する政治的争点を“笑いながら学ぶ”ことを目的にした連作パロディゲーム企画「GOP Arcade」も、選挙の終了と共にその使命(!?)を終えた。選挙日の前に最後のパロディーゲームが2本追加されたのだが、そのうちの1本はやはり、次期大統領となったトランプ氏を題材にしたブラウザゲームだ。

　そのゲームの名は『TRUMP’S PUSSY GRABBER』。プッシーを巧みにつかむスキルを向上させるトレーニングゲームのようだ。“プッシーをつかむ”とは、選挙戦終盤にリークされたトランプ氏の過去のプライベート発言で語られている「俺は金持ちで有名だから女のプッシーを簡単にさわれる…（中略）…女たちの“プッシーをつかむ”んだ」という言及からとったものだ。

　このトランプ氏の発言は2005年にトランプ氏がテレビ番組に出演した際に、司会者との“オフレコ”の雑談の中で語られたものだという。選挙戦中にトランプ氏はこの件について釈明し「もし誰かを傷つけたのだとしたら謝ります」と謝罪している。

　ということでゲームのほうは、モグラ叩きのような複数の穴から“プッシーキャット”が頭を出したところをすばやく“つかむ”ことで得点を加算していく内容だ。プッシーキャット（pussycat）とは、語源的にはわいせつな意味はないのだが、現在では「女性器」や「売春婦」などを意味する言葉にもなっている。マウスを操作して手を動かし、クリックしてうまくつかむとネコが鳴き声をあげる演出がなかなか脱力モノだ。プレイ中にトランプ氏のしゃべりも聞こえてくるのだが、意外にも思った以上の風刺的な仕掛けはないようで、レトロ風の単純なアクションゲームとしてほんの少しの間は(!?)楽しめるかもしれない。

 
• 1
 
• 2
 
• 次のページ