『ドラえもん』のスモールライトが使われた!? 人気有名店の人気メニューが超ミニ“試食品”に

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　まるで『ガリバー旅行記』の世界で巨人になった気分になれそうな期間限定のレストランが注目を集めていたようだ。出された料理は、まるで『ドラえもん』のスモールライトを使ったのかと錯覚するような、ミニチュアサイズだったのだ。

YouTubeより。

■NYの人気料理店のメニューが“試食”サイズに

　大型スーパーの食品売り場やデパ地下などでの試食は、買い物のひとつの楽しみだ。使い捨ての小さなプラカップなどで提供される試食品は、かろうじて味や食感が確認できる絶妙な分量で、食欲が刺激されて後を引くものになる。試食品にはお菓子類をはじめ、生鮮食料品やホットプレートで簡単に調理をする肉や加工品などが多いと思われるが、少し複雑な料理をあのスタイルで提供するのは難しい。せいぜいカレーライスくらいが限界だろうか。

　それならばとレストランガイドのザガットが、ニューヨークの名店の料理を超ミニサイズにして多くの人に試食してもらうべくオープンしたのが、設備そのものからしてミニチュアサイズの店舗「Tiny Cafe」である。

　ザガットの最新のレストランガイド『2017 New York City Restaurants Guide』のリリースを祝って、10月27日から29日までの3日間、ニューヨーク・マンハッタンのアスター・プレイスにオープンしたこの「Tiny Cafe」では、ニューヨークの人気店のピザやハンバーガー、タコス、チョコチップクッキーなどがそのままサイズダウンした“超ミニ料理”として提供されたというから、なんとも愉快(!?)だ。

　作りなれた料理人にとっては、きっと普段の何倍も手の込んだ調理になったと思うが、人件費や加工費などを考慮すればまさに贅沢すぎる“試食品”である。お味のほうも当然気になるが、残念ながらもう提供は終わってしまったので、もしあれば次の機会を待つしかない。というよりもニューヨークを訪れたのなら、試食品ではないほうの本場の味を存分に堪能したものだ。

 
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