なお、LINEスタンプは“くそ儲かった”模様 『ONE PIECE』の代原だった『磯部磯兵衛物語』が3周年を迎える!

――発行部数約230万部(一般社団法人 日本雑誌協会発表)を誇る最強の少年マンガ誌「週刊少年ジャンプ」(集英社)。そんな「ジャンプ」の最新情報をさまざまな角度からレビュー!

161031_jump.jpg「週刊少年ジャンプ」公式サイトより。

「週刊少年ジャンプ」(以下、「ジャンプ」)2016年48号の表紙&巻頭カラーは、今週から2号連続で表紙と巻頭を飾る『ブラッククローバー』。すでに「ジャンプスペシャルアニメフェスタ2016」でアニメが公開されることが発表されている本作。このイベントを経てTVアニメ化した作品も多いだけに、これからの続報を楽しみにしたいところだ。

 今週の「ジャンプ」の掲載順位は『ブラッククローバー』以下、『ONE PIECE』『ワールドトリガー』『銀魂』(センターカラー)、『僕のヒーローアカデミア』……の順。一方で、下位となっているのは『ラブラッシュ!』と『レッドスプライト』。いずれも新連載の作品だが、打ち切り候補となってしまうのだろうか?

 また、今号では、『銀魂』初の展覧会「連載完結寸前 大銀魂展~ツケが回る前にケツを拭け~」が12月23日から東京・秋葉原で開催されると発表された。空知英秋の目次コメントによれば、「恐らく漫画銀魂最後の祭」とのこと。展覧会を“連載完結寸前”と銘打ったことについては、誌上で「と言いつつも、いつ終わるとは、言ってません!」としているが、物語も最終章に突入しているだけに、本当に終わってしまうんだな、とつい感慨深くなってしまう。

 そんな今週の「ジャンプ」で注目したいのは、今号で連載3周年に突入した『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』。

 浮世絵風の脱力系ギャグマンガとして、登場当初は“異色作”として話題となった本作だが、この3年間に“豆アニメ”【注:ショートアニメ】化に舞台化、さらには「MEN’S NON-NO」に出張連載を開始するなど、さまざまなコンテンツを展開。なお、誌上に掲載された年表によれば、14年に発売したLINEスタンプ第1弾は「くそ儲かった」そうだ……。今号では、なんとあの中田ヤスタカとのコラボも発表され、今後の展開が気になるところだ。

 そんな『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』だが、実は『ONE PIECE』の代理原稿として掲載された読み切りがネットで話題になり、連載が決まった――という経緯がある。初代担当の石坂尊氏も誌上で「すぐに終わると思ったのにもう3周年かよ!」とコメントするように、代原が連載3周年の作品に成長するとは、編集部も予想がつかなかったようだ。これからも磯兵衛には巻末で“ゆるく”頑張ってほしいものだ。
(雑誌やマンガ作品に関して、言及のない限り、版元は集英社。)

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